女子テニスのマリア・シャラポワ(23)が14日、米カリフォルニア州インディアンウェルズで開かれているBNPパリバ・オープンでの記者会見に、チェルノブイリ原発事故から25年目となることを記したシャツを着て現れた。東日本大震災による福島第1原発の事故に思いを寄せ、原発事故の恐ろしさを訴えた。 チェルノブイリ復興を支援する国連開発計画(UNDP)の親善大使でもあるシャラポワは「日本には素晴らしい思い出がある。そこで起こっていることを見ると、とても悲しい」と語り「事故はかなり前でも、今も影響が残る。特にそこで生まれた人々には、放射能汚染による障害がある人が多い」と話した。 シャラポワの両親は1986年に旧ソ連でチェルノブイリ原発事故が起きた当時、現場から近い旧ソ連ベラルーシのゴメリ州に住んでいたが、直後に脱出。その後シャラポワが生まれた。