アスベスト(石綿)を含む断熱材を使用した煙突などをもち、児童らが吸い込む可能性がある全国の教育施設の数が16日、文部科学省から公表され、島根県内は全国の都道府県で最多の23施設に上ることがわかった。 全て松江市内だった。 同市教育委員会によると、施設の内訳は幼稚園6、小学校10、中学校6、高校1で、いずれも校舎や焼却炉の煙突だった。大半は既に使っていなかったが、市立の揖屋、出雲郷、竹矢の3幼稚園では、昨年9月に市教委が「飛散の可能性」を認識した後も使われていた。 市教委は同7月、文科省から調査依頼を受けたが、期限の同9月までに調査できないと判断。煙突内部の断熱材の劣化状況などを調べず、石綿を含む断熱材を使っていると思われる煙突を全て「吸い込む可能性がある」と報告したという。 市教委は「今後の対応は県や国と早急に検討したい。煙突が残る施設には来週にも状況を説明し、市民や保護者の不安を一日も早
点検漏れの発覚後も、新たな点検漏れが相次ぐ「もんじゅ」=2014年3月、福井県敦賀市で、本社ヘリ「あさづる」から 日本原子力研究開発機構の高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)で、機器の点検漏れが三年前に発覚して以来、新たに七回も漏れが見つかっている。こうした事態に、原子力規制委員会では「このまま機構にもんじゅを委ねていていいのか」との声まで上がり始めている。 (大野孝志) 点検漏れが初めて発覚したのは二〇一二年十一月。一万点近くの機器で、定められた点検を怠っていた。機構の鈴木篤之理事長(当時)が規制委事務局に「形式的ミスが出るのはやむを得ない」と、安全軽視と受け取れる発言をしていたことも判明。理事長は引責辞任し、規制委は事実上の運転禁止命令を出した。
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