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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/FUKAMACHI (7)

  • 安藤健二氏「ミッキーマウスはなぜ消されたか」に解説を - 深町秋生の序二段日記

    さて、お仕事の話。 今日あたりから発売される封印ライター・安藤健二さんの「ミッキーマウスはなぜ消されたか」(河出文庫)に、解説を書かせていただきました。 これは「封印されたミッキーマウス」(洋泉社)の文庫化作品なのですが、文庫のまえがきで、「単行は玉石混交だった」と率直に語っており(そういう率直さが安藤さんの偉いところ)、半分くらい原稿を差し替えております。ほとんどオリジナルのような作品に仕上がっております。 私がお気に入りなのは、第四章の「捏造された日人差別――タイタニック生還者が美談になるまで」というエピソード。あの細野晴臣の祖父があのタイタニック号に乗っていて、かろうじて救助ボートに乗って助かったものの、偏見丸出しのイギリス人が手記で「女子供を押しのけてまで、ボートに乗ってきた卑しい日人がいた」と書いたもんだからさあ大変。祖父さんは「日人の恥」と非難をあびまくり、職を辞めざる

    安藤健二氏「ミッキーマウスはなぜ消されたか」に解説を - 深町秋生の序二段日記
  • アウトバーン特設サイト - 深町秋生の序二段日記

    や、8月になりました。 毎日、暑い日が……続いてないですね。天気が悪くて、ぱっとしない空模様ですな。 宣伝です。『アウトバーン 組織対策犯罪課八神瑛子』の売れ行きが大変好調。このように。 http://www.kinokuniya.co.jp/ranking/pocketbook.htmlランキング 文庫 | の「今」がわかる 紀伊國屋書店) 日、版元の幻冬舎のWEBマガジン内に特設サイトができました。 http://webmagazine.gentosha.co.jp/special/outburn.html(Webマガジン幻冬舎: 深町秋生『アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子』特設サイト) 著者インタビュー、杉江松恋さんによる書評、序盤がちょっとだけ読める立ち読みコーナーが設けられてあります。どうぞよろしく。

    アウトバーン特設サイト - 深町秋生の序二段日記
  • 平山夢明さんへのインタビュー - 深町秋生の序二段日記

    ishikawa-kz
    ishikawa-kz 2011/05/31
    平岡夢明さん素敵「平山 人が喋ってるのを、脇で聞いてたりするんだよ。おれは正面の人の話は、あんまり聞いてないんだ。(場内笑)よその人の話ばかり、耳に入れてたりする」
  • 原発の街を歩く・福井県 - 深町秋生の序二段日記

    翌日は美浜町の原発(敦賀市の隣)ともんじゅへ行った。 朝は敦賀駅の立ちそば屋。そばやうどん以外にも、きしめんがある。もうここは西日なんだなと実感。地元の人々の言葉も関西弁だ。なにか買うと「おおきに」と言われる。 昨日は敦賀半島の右側を進んだが、今日は敦賀半島の左側を行った。若狭湾のリアス式な浜辺は、津波に襲われた岩手県の沿岸とよく似ている。 濃厚なマリンブルーは、まるで南の島の浜辺のような色彩。文字通り「美浜」なのだと。美浜原発と目と鼻の先にある水晶浜の砂浜が美しい。RCサクセションの「サマータイム・ブルース」は、ここをモデルにしている……と、ウィキペディアに書いてあった。だから当かどうかは知らない。 原発は美浜駅から車で30分進んだところにある。3つの原子炉があり、ここも1号機は大阪万博の時期に合わせて作られたため、老朽化が心配されている。「みなさまと歩み続けて40年」だ。 美浜原

    原発の街を歩く・福井県 - 深町秋生の序二段日記
    ishikawa-kz
    ishikawa-kz 2011/04/10
    原発だけでなく福井県の食べ物のおいしさも書かれている。「その道端にある回転寿司「海鮮アトム」に入った。前ならふつうにスルーしていただろうが、今はちょっとぎょっとする。」
  • 原発の街を歩く・敦賀 - 深町秋生の序二段日記

    しばらく「原発銀座」と呼ばれる福井県をうろついていた。また旅に出たのだ。 福島の原発事故で痛感させられたのは、自分の知識のなさだった。原発がドカンと爆発したその日、さすがにイソジンは「アホくさ」とスルーしたけれど、昆布は思わず買ってしまった。その日の夕は、昆布ダシの鍋物だった。 隣県の土地がこの事故によって、あっという間に汚染されてしまった。浜通りは冬でも暖かく、いわき市などは東北なのにヤシの木が植えられている。雪で気が狂いそうなときは、とりあえず温暖な浜通りによく避難していた。 その豊かな土地が一瞬にして危機に陥った。その原因となった原子力発電所とはなんだったのだろう。今さらながら、一から勉強したくなって、日々の仕事をしつつ福井の敦賀市に向かった。 敦賀市には、敦賀原発や問題の多い「もんじゅ」や廃炉した「ふげん」がある。その隣の美浜町にも美浜原発がある。原発が集中している地域で、原発関

    原発の街を歩く・敦賀 - 深町秋生の序二段日記
    ishikawa-kz
    ishikawa-kz 2011/04/07
    「バスのなかで揺られている男たちの姿を見て、「原発の街に来たんだ」という実感が、ようやくどんどん湧いたのだった。」
  • 今もこれからも、すてきないい町 - 深町秋生の序二段日記

    三陸の旅を終えて以来、虚脱状態が続いている。 山形が停電から復旧し、テレビやネットで情報を追い続けていたが、この世のものとは思えない津波の映像に震え、ぶらぶら歩いていた釜石の商店街が波に呑みこまれ、あとはもうひたすら恐ろしかった。 地震当日の午前中は、宮城県松島のカフェで原稿を書いていた。午後に山形で用があり、久々に帰郷したところで地震に遭った。その用事がなければ、「いいところだな」と、太平洋岸の町をうろついていたと思う。 最近は、ずっと旅をしていた。 三陸をうろつく前の週は、福島の郡山やいわき市に。海を見ていると、原稿執筆のモチベーションが維持できるという理由で、今年の冬は沖縄や福島、仙台、三陸をぶらつきながら、わりとストイックに原稿に向かっていた。旅をしながら、同時にカンヅメでもあったのだ。 プライベートな空間では原稿がまったく書けないので(個室に入るとロクなことをしない)、家には帰ら

    今もこれからも、すてきないい町 - 深町秋生の序二段日記
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    ishikawa-kz 2011/03/16
    とても良い文章だ「活動はわりと地味だ。募金をし、被災地に復興のきざしが見えたらそこへ行き、その土地のファンになる」
  • 娯楽業界の苦しい今。「パチンコがアニメだらけになった理由(わけ) - 深町秋生の序二段日記

    ノンフィクションライター・安藤健二の新作「パチンコがアニメだらけになった理由(わけ)」を読んだ。タイトルがすべてを表しているが、パチンコ業界とアニメ業界の両方の現状を描き切った、安藤健二の新たな代表作だと思う。 「封印作品の謎」でセンセーショナルなデビューを果たした著者だが、デビュー当時からミステリファンの読者が多かった。表現の自由をむしろ潰すほうに回っていた事実に気づいた著者が、新聞記者という職を捨て、なぜ世間から封印される作品が生まれるのかを追ったデビュー作は、まるでヴァクスやルヘインといったネオ・ハードボイルド作品のようだった。円谷プロや藤子不二雄といった強大な敵にひとりでぶちあたるところは、いかにも己しか頼るものがない一匹狼の探偵という感じ。 こうなるとミステリ作品と同じで、敵が強大であればあるほど、読み手にとってはうれしい。今回はパチンコ業界という、秘密主義かつ複雑怪奇な利権がご

    娯楽業界の苦しい今。「パチンコがアニメだらけになった理由(わけ) - 深町秋生の序二段日記
    ishikawa-kz
    ishikawa-kz 2011/02/03
    なるほどなあ「しかしそれは警察によって、液晶画面ぐらいしかいじれなくなったパチンコ業界と、売り上げ不振のアニメ業界による苦肉の策と読むこともできる。」
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