【松阪】松阪市議会六月定例会は二十七日、本会議を再開。山中光茂市長は震災がれきの広域処理について、「被災県の処理能力が非常に高まってきた。広域処理も広がり、廃棄物処理について、めどがつく可能性が高くなった。新たに広域処理を求めることが少なくなった」と述べた。山本登茂治議員(真政クラブ)の一般質問に答えた。 山中市長は、シンポジウムを開いた五月二十七日段階では、広域処理は復興に不可欠としていた。今月二十二日に、岩手県側から連絡があり、がれき処理のめどがつく可能性が高くなったと連絡受けた―と経緯を説明。七月上、中旬に被災県で最終調整されるとし、市長は「その結果が入れば議会に報告したい。広域処理の不可欠性という前提が崩れることになる。広域処理以外の支援のあり方も検討していきたい」と答弁した。