多摩地域の小・中学生で気管支ぜんそくにかかる割合(有症率)が急増しています。2007年度の東京都の学校保健統計書によると、小学生男子のぜんそく有症率は多摩地域が23区を初めて上回り、最近7年間の小学生全体の有症率も区部は1・5倍、多摩地域1・7倍に増えています。ディーゼル排ガス中の微小粒子状物質PM2・5の環境基準の設定など、厳しい規制が急務です。 文部科学省が毎年全国的に実施している学校保健統計によると、2007年度の小学生のぜんそく有症率は全国平均が3・9%なのに対し、東京は6・3%で全国の1・6倍、自然有症率2・5%と比べると3倍にもなる数値です。都内の中学生も4・4%から5・9%に増大し、幼稚園や高校生も同様に有症率が増大しています。 23区と多摩地域の有症率の差も毎年小さくなり、小学生男子の有症率は昨年度で、区部7・6%、多摩(市部)7・7%、多摩(町村部)9・3%と、初めて区部