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ブックマーク / tamuratetsuki.hatenablog.com (65)

  • 近刊メモ - tamuraの日々の雑感

    エヴァ・キテイ『愛の労働あるいは依存とケアの正議論』白澤社、2010年。 近刊ではなくて、すでに刊行のようですね。 訳者の一人の久保田裕之さんのブログから。 http://www.synoikismos.net/blog/2010/09/post-20.html#trackbacks 愛の労働あるいは依存とケアの正義論 作者: エヴァ・フェダーキテイ,Eva Feder Kittay,岡野八代,牟田和恵出版社/メーカー: 白澤社発売日: 2010/08/01メディア: 単行購入: 3人 クリック: 46回この商品を含むブログ (17件) を見る

    近刊メモ - tamuraの日々の雑感
  • 頂きもの - tamuraの日々の雑感

    森川輝一さんより、『〈始まり〉のアーレント――「出生」の思想の誕生』(岩波書店、2010年)を頂きました。どうもありがとうございます。 〈始まり〉のアーレント――「出生」の思想の誕生 作者: 森川輝一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2010/07/16メディア: 単行購入: 1人 クリック: 38回この商品を含むブログ (7件) を見る第1章「アーレント解釈史を捉え直す」を読み終えたところですが、これまでのアーレント論を批判する著者の筆致は、明快かつ重厚です。もっとも、僕のように、他者の理論や思想を切り刻んで使用している者には、耳が痛いと言えば痛いのですが…。 なお、目次は以下のとおりです(「はじめに」と「結びに代えて」以外はサブタイトルを省略)。 はじめに――「始まり」を捉え直すために 第1章 アーレント解釈史を捉え直す 第2章 自己・他者・世界をめぐる問いの始まり 第3章 「製

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  • 読書 - tamuraの日々の雑感

    信田さよ子『父親再生』NTT出版、を読了。 父親再生 作者: 信田さよ子出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2010/06/24メディア: 単行購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (5件) を見る著者にとって、このテーマでの執筆は初めてということで、もうひと押し欲しい感はあった、かな。 それにしても、頑固オヤジもダメだが、モノわかりがよすぎる父親もダメ、みたいな感じになると、「ではどうすれば??」と皆悩んでしまうだろうなという気がする。まあ、モノわかりがよいかのように見せかけていることが問題、なのかもしれないけれど。

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  • クラウス・オッフェ他国際シンポ - tamuraの日々の雑感

    5月23日(日)に、国際シンポジウム「公共圏の創生と規範理論の探究」が行われます。海外からのスピーカーに、クラウス・オッフェ氏がいます。久しぶりの来日ではないでしょうか。 ================ 国際シンポジウム 公共圏の創生と規範理論の探究 ■日時:2010年5月23日(日)9:30-18:40 ■場所:法政大学多摩キャンパス百周年記念館国際会議場 ■日英同時通訳つき ■プログラム 9:00 受付開始 9:30-9:45 主催者あいさつ 9:40-12:00 第1セッション「環境問題をめぐる制御可能性と公共圏」 舩橋晴俊(法政大学)「道理性と公共圏」 具度完(韓国・環境社会研究所)「環境問題と公共圏」 討論者:名和田是彦(法政大学)・寺田良一(明治大学) 司会者:堀川三郎(法政大学) 12:00-13:00 昼 13:00-15:20 第2セッション「移民・マイノリティの社会

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  • 『思想』2010年5号 特集「情念と政治」 - tamuraの日々の雑感

    このたび刊行の雑誌『思想』2010年5号(1033号)に、論文「熟議民主主義における『理性と情念』の位置」を寄稿しています。 この論文では、熟議民主主義論に情念を積極的に組み込む試みとして、John S. Dryzek, Cass Sunstein, Sharon Krauseの議論を取り上げたのち、この点でのKrauseの優位を認めつつ、Juergen Habermasなどの議論も参照しつつ、熟議民主主義における「反省性」の重要性を論じています。 下記のサイトから注文できます(amazonのデータはまだ) http://www.7netshopping.jp/magazine/detail/-/accd/1200188932 特集全体の目次は以下の通りです(岩波書店ウェブサイトより。頁番号はとりました)。 http://www.iwanami.co.jp/shiso/index.html

    『思想』2010年5号 特集「情念と政治」 - tamuraの日々の雑感
  • Reynolds 2010 - tamuraの日々の雑感

    Paul Reynolds, "Disentangling Privacy and Intimacy: Intimate Citizenship, Private Boundaries and Public Transformations," Human Affairs, 20, pp. 33-42, 2010. 近年の親密圏の(より解放的ないし民主的な)変容を主張する議論に対して、それが言えるためには、西欧の思考の中心にあったprivacy, private概念の「言語的・イデオロギー的なパワー」(を解体すること)に取り組む必要がある、と論じる論文(だと思う)。 直近の仕事に関係あるかなと思ったけど、ひとまずは、そうではなさそう。

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  • 近刊メモ - tamuraの日々の雑感

    宇野重規『〈私〉時代のデモクラシー』岩波新書、2010年4月20日刊行予定。 おお〜、宇野さんの新著刊行予定。ついにというか、こういうテーマかあ。 紹介は、以下の岩波書店のサイトからご覧ください。 http://www.iwanami.co.jp/shinkan/index.html それにしても、いくつかの意味で僕も頑張らないと。。。。

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  • 雑感 - tamuraの日々の雑感

    某さん曰く、「理論や思想に興味がある人には『世界を説明し尽くしたい』という衝動・欲求のようなものがあるのではないか」と。 なるほど〜、一般的にはとてもよくわかる。だけど、さて自分はどうなのかというと、実はよくわからない。。。自分はどうして今やっているようなことをやっているのか。たぶん「世界」(というのは「世界各国」というような意味ではなく)に関心があることは間違いなく、それを少し具体的に言うと、「不確実な世の中でどうやってやっていくのか?」ということになる。 でも、そう言いつつも、念頭に置いていることはもっとせま〜いことばかりのような気がする。それに、「不確実な〜」というのも、現実そのものへの関心がら来ているのかどうかも、実はよくわからないような気がする。 渡部純さんの言葉で言うと、恐らく僕は、「政治的関心」と「政治学的関心」とに分けた場合、主に後者の方で自分の関心を形作っているからなんだ

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    ishikawa-kz
    ishikawa-kz 2010/04/06
    政治的関心と政治学的関心の間で
  • お買いもの - tamuraの日々の雑感

    前に買っていたのを、送ってもらいました。 なぜ女性はケア労働をするのか―性別分業の再生産を超えて 作者: 山根純佳出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2010/02/23メディア: 単行購入: 5人 クリック: 66回この商品を含むブログ (13件) を見る ぱらぱらと見た感じでは、理論的になかなか興味深い議論ではないかという気がする。江原由美子の「ジェンダー秩序」論を批判的に乗り越える、という感じだろうか。依拠可能なディスコースは複数あり得るとして、どれに依拠することになるかはマテリアルなものの配置が決める、というロジック(だとすれば、の話だが)は、あり得る。だがマテリアルなものを重視しすぎると、エージェンシーの能動性への考慮を弱めることになるだろう。マテリアルなものに(単に)「反応」するエージェンシー、となりかねないからだ。このあたりのことがどのように論じられているのかについて、じ

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  • 頂きもの - tamuraの日々の雑感

    久保田裕之さんから、単著『他人と暮らす若者たち』(集英社新書、2009年)、および共著である牟田和恵編『家族を超える社会学』(新曜社、2009年)を頂きました。どうもありがとうございます。 他人と暮らす若者たち (集英社新書) 作者: 久保田裕之出版社/メーカー: 集英社発売日: 2009/11メディア: 新書購入: 5人 クリック: 102回この商品を含むブログ (40件) を見る家族を超える社会学―新たな生の基盤を求めて 作者: 牟田和恵出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2009/12/10メディア: 単行購入: 4人 クリック: 37回この商品を含むブログ (9件) を見る 『他人と暮らす若者たち』は、「政治」をいわゆる「政治」以外のところに見出したい政治学者にとっても、大いに興味深いだと思います。 『家族を超える社会学』は、家族をめぐる論争的な問題提起の書となるのではないでし

    ishikawa-kz
    ishikawa-kz 2010/03/17
    「他人と暮らす若者たち」
  • 拙論刊行 - tamuraの日々の雑感

    このたび刊行された宮太郎編『社会保障――セキュリティの構造転換へ(自由への問い2)』岩波書店に、拙稿「ベーシック・インカム、自由、政治的実現可能性」が掲載されています。 その他の著者は、編者の宮太郎先生に加えて、齋藤純一(宮先生との対談)、山口二郎、菊池馨実、雨宮処凛、布川日佐史、井手英策の各先生・各氏です。 社会保障――セキュリティの構造転換へ (自由への問い 第2巻) 作者: 宮太郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2010/03/25メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 7人 クリック: 59回この商品を含むブログ (8件) を見る岩波書店サイトでの紹介は、以下のページよりお探し下さい。 http://www.iwanami.co.jp/shinkan/index.html http://www.iwanami.co.jp/series/index.html

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  • Geddes 2003 - tamuraの日々の雑感

    B. Geddes, Paradigms and Sand Castles, 2003の第2章Big Questions, Little Answersをざっと。 Paradigms and Sand Castles: Theory Building and Research Design in Comparative Politics (Analytical Perspectives on Politics) 作者: Barbara Geddes出版社/メーカー: University of Michigan Press発売日: 2003/08/12メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (5件) を見る 研究者は、しばしば暗黙のうちにであれ、常に自分自身に問いかけてもいなければならない。私は何を考えているのか。私はこれを信じるのか、と。学生(st

  • BIJN設立記念国際シンポジウムのご案内 - tamuraの日々の雑感

    下記のように、3月26日(金)、27日(土)に、同志社大学にて、ベーシック・インカム日ネットワーク(BIJN)設立記念国際シンポジウムが開催されます。 ベーシック・インカムに関心をお持ちの方は、ぜひご参加ください。事前申し込み不要、入場無料、外国語での講演は同時通訳つきです。 日開催です! ======================= ★BIJN設立記念国際学術シンポジウム 「グローバリゼーションと労働の新しい形:ベーシック・インカムをめぐる世界の動き」 <第一部> アンドレア・フマガリ「バイオ資主義・感情労働・プレカリアート運動」 日時:3月26日(金)15:30−17:20 場所:同志社大学今出川キャンパス寒梅館ハーディー・ホール <第二部> ガイ・スタンディング「グローバリゼーション後の労働」 日時:3月27日(土)10:00−12:00 場所:同志社大学今出川キャンパス臨光

    BIJN設立記念国際シンポジウムのご案内 - tamuraの日々の雑感
  • 近刊 - tamuraの日々の雑感

    立岩真也・齊藤拓『ベーシック・インカム――分配する最小国家の可能性』青土社、2010年3月刊行予定。 下記の立岩氏のサイトで、目次の一部などが紹介されています。 http://www.arsvi.com/ts2000/2010b1.htm

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  • 読書 - tamuraの日々の雑感

    小野紀明『ハイデガーの政治哲学』岩波書店、2010年。 まだ、第1章第1節まで。 ハイデガーの政治哲学 作者: 小野紀明出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2010/01/09メディア: 単行 クリック: 29回この商品を含むブログ (8件) を見る「オンティッシュ」と「オントロギッシュ」の区別がキーワードになっている。『存在と時間』にこそ、ハイデガーの政治哲学がある、という主張と重なっている。 ちょっとメモしておく。某さんからのご教示を踏まえると、以下のあたりでの著者の力強い読み込みは、まさに著者のスタイルなんだよなあ、とあらためて実感したりする。 「政治的なもの」とは、或る「地平」の内部で特定の存在物として根拠づけられることによって見失われる、単に在るものが他のそれとの間に有するオントロギッシュな差異、存在物の全体性、即ち、存在を救出するために、その既存の自明な「地平」を解体するこ

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    ishikawa-kz
    ishikawa-kz 2010/02/23
    「「政治的なもの」とは、或る「地平」の内部で特定の存在物として根拠づけられることによって見失われる、単に在るものが他のそれとの間に有するオントロギッシュな差異、存在物の全体性、即ち存在を救出するため」
  • シンポ変更 - tamuraの日々の雑感

    以前のエントリでお知らせしたセネット氏を招くシンポジウムですが、セネット氏の入院予定につき、急遽、基調講演がサスキア・サッセン氏に変更になったようです。 詳しくは下記をご覧ください。 なお、申し込みが定員に達したので、受付は閉め切ったそうです。(2月25日追記) http://www.csdemocracy.com/symposium/20100316.html というか、セネット氏とサッセン氏はパートナーだったんですね。

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  • 社会運動など - tamuraの日々の雑感

    最近、社会運動関係のドラフトをいくつか読ませてもらう機会があり、最近このトピックから遠ざかっていた僕としては、勉強になっています。 特に、「新しい社会運動(NSM)」以後の社会運動の状況をどのように捉えるか、という点について、これまでも漠然と「いつまでも『新しい』でもないよね。でもその次は、どういう方向で議論?」と思っていたのだけれども、勉強になっています。 その中で、制度的政治と非制度的政治との関係についても、考え直すことができるような気がしてきています。というか、後者にあらためて力点を置いても構わない感じ、というのかな。 その他に最近議論した論点も含めて、民主主義のありかたを幅広く考えていきたいものだと思っているところです。ちょっと漠然とした言い方で恐縮ですけれども。

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  • お買いもの - tamuraの日々の雑感

    以前に迷っていたなどを結局購入。 配送会社には、不在ならば置いておいて・・・と伝えたはずなのに、どうやら昨日持ち帰って、今日、電話がかかってきた。電話のさらっとした口調は、半分くらいしか分からなかったが、「カン」で話して、どうにか受け取り(苦笑)。 コミュニティ―公共性・コモンズ・コミュニタリアニズム (双書 持続可能な福祉社会へ:公共性の視座から1) 作者: 広井良典,小林正弥出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2010/01/25メディア: 単行 クリック: 114回この商品を含むブログ (8件) を見る↑頂いておりましたが、購入もしていたのでした。菊池先生の章では、拙稿も批判の対象となっています。揺らぐ子育て基盤―少子化社会の現状と困難 作者: 松田茂樹,品田知美,末盛慶,汐見和恵出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2010/01/25メディア: 単行 クリック: 19回こ

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  • 頂きもの - tamuraの日々の雑感

    川崎修『ハンナ・アレントの政治理論――アレント論集1』(岩波書店、2010年)。著者の川崎修先生に頂いたようです。ありがとうございます。送ってもらって読みます! ハンナ・アレントの政治理論 (アレント論集 I) (アレント論集 1) 作者: 川崎修出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2010/01/28メディア: 単行購入: 1人 クリック: 38回この商品を含むブログ (13件) を見る 川崎先生というのは、語弊を恐れず言えば、とても不思議な魅力をもっている方で、「川崎修」の名前で出たものは、小さなエッセイでも、つい気になって読みたくなる。そんな感じである。 以下、余談を。 拙著の「あとがき」で書いたことを繰り返すのは少々憚られるけれども、故・野崎綾子さんの『正義・家族・法の構造変換』(勁草書房)をご恵投くださったのも、川崎先生である。当時の僕が、注でほとんどエクスキューズ的に野崎さ

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    ishikawa-kz 2010/02/05
    川崎修『ハンナ・アレントの政治理論――アレント論集1』
  • 宮本・諸富 2009、諸富 2009 - tamuraの日々の雑感

    章史・諸富 徹「所得再分配と税制――ワークフェアから普遍主義的給付へ」齋藤純一編『自由への問い一 社会統合――自由の相互承認に向けて』岩波書店、2009年。 諸富徹「グローバル化による貧困の拡大と給付付き税額控除――イギリス所得税制の経験から何を学べるか」諸富 徹編著『グローバル時代の税制改革――公平性と財源確保の相克』ミネルヴァ書房、2009年。 前者は再読。どちらも、就労支援のために導入された給付付き税額控除が、イギリスでは、より普遍的な、ベーシック・インカム的なものへと変化していったことを指摘している点が興味深い。 社会統合――自由の相互承認に向けて (自由への問い 第1巻) 作者: 齋藤純一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/11/26メディア: 単行購入: 8人 クリック: 64回この商品を含むブログ (17件) を見るグローバル時代の税制改革―公平性と財源確保

    宮本・諸富 2009、諸富 2009 - tamuraの日々の雑感