◇敦賀市、南越前町、滋賀・長浜市 ◇国内最古級の駅舎、トンネル 敦賀市、南越前町、滋賀県長浜市は、3市町に残る明治期の鉄道遺産について、来年度の日本遺産認定を目指して文化庁に申請することを決めた。敦賀―長浜間では1882年(明治15年)に日本海側で初めて鉄道が開通したことから国内最古級の駅舎やトンネルなどが散在しており、日本遺産認定で認知度を高め、観光客の呼び込みを図る。 日本遺産は、認定されると地域の知名度が高まり、観光ツアーに組み込まれるなど観光客の増加が期待できる。3市町は、鉄道遺産を広域観光に活用しようと昨年10月に観光連携協定を締結。首長や観光団体関係者で設けた観光連携協議会の総会を今月15日に敦賀市役所で開き、鉄道遺産に関連する「ストーリー」を来年度に向けて申請することを決めた。 敦賀市などによると、同市には現存する鉄道トンネルでは国内最古の「小刀根トンネル」や、滋賀県境をまた