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河川の氾濫で大規模な浸水被害などを引き起こした台風19号によって、茨城県内では文化財にも被害が出ていることが県教育委員会のまとめで分かりました。 このうち国の史跡と名勝に指定されている常陸太田市にある「西山御殿跡」では、豪雨によって入り口付近と敷地内の2か所で、斜面の土砂が崩れる被害が出ています。 また、同じ常陸太田市にある国の史跡、「水戸徳川家墓所」でも土砂が大きく崩れ通路をふさいでいます。 これらの施設を管理する公益財団法人徳川ミュージアムの清水信子参事は「大きな被害が出てしまっているが、国指定の史跡なので私たちだけで修理することはできない。国や県の指導を受けながら、訪れた人が安心して楽めるようにしたい」と話しています。 このほか国の重要文化財の取手市の「竜禅寺三仏堂」や、国の特別史跡に指定されている石岡市の「常陸国分尼寺」などでも建物や設備などで被害が確認されていて、県教育委員会文化
稲沢市祖父江町祖父江にある善光寺東海別院の鐘突き堂の建設工事が、今月下旬、本格的に始まった。先代から引き継いだ60年越しの悲願で、7年に1度の本尊ご開帳に合わせ、2021年春の完成を目指す。3代目住職の林敬順さん(85)は「別院の創建から100年以上がたち、やっとお堂ができる。完成したらたくさんの人に来てもらいたい」と願う。 東海別院は、地域振興を目指して門前町をつくろうと、地元の有力者たちが中心となって信州善光寺(長野市)の別院として一九一〇(明治四十三)年に創立。地元の高齢者を中心に、愛知、岐阜、三重などの信者が繰り返し参拝に訪れ、本尊ご開帳の時は多くの参拝者でにぎわう。 高さ約二メートル、口径約一メートル三十センチ、重さ約二千四百キロの大きな釣り鐘は、二代目住職で林さんの父旭山(きょくざん)さんの発案で五五(昭和三十)年に完成し、仮のお堂も造った。本格的な鐘突き堂の建設に向けて寄付を
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数日前母が大量のキッチンペーパーを安かったからと言って買ってきた 今日ホルダーに備えつけていたものが切れたので母にあれはどこにあるの、と尋ねると冷蔵庫の上の開き戸の中だと言うので その冷蔵庫の上の天井に備え付けてある開き戸収納の中からキッチンペーパーの買い置きを出すのに 冷蔵庫横のシンクの台に乗るわけにいかないから食卓の椅子を持ってきてそこにのぼって開き戸を開けたとき そういえば昔は猫が、人間みたいに衛生なんてことを気にもせずシンク台をステップにして冷蔵庫に飛びあがっていたなあ この開き戸を開けっ放しにしてやって収納スペースと冷蔵庫の上好きな方でのびのび猫が眠れるようにしてやってたなあということがばーっと映像で蘇ってきて そんな工夫のあったことも忘れるほどには猫が冷蔵庫の上やサイドボードにひょいとのぼらなくなってからの年数がずいぶん経っていることに気がついて 急にものすごく寂しくなってスト
コンビニの「セブン―イレブン」の店舗を中心にレジ横でのおでん販売を中止、縮小する動きが広がっている。つゆに長時間浸すおでんは販売できる時間が短く、清掃や補充にも手間がかかる。廃棄費用の大半が店舗負担で利益が出にくく、従業員の人手不足も相まって売る側からは敬遠されているのが実情だ。 東京都内のあるセブンの店舗では、今年からおでん販売の中止を決め、1枚の張り紙を掲示した。おでんがごみ箱に捨てられるイラストとともに「売れ残りのおでん廃棄に心を痛ませておりました」とつづられていた。
首里城火災の写真特集はこちら 31日午前2時40分頃、那覇市の世界文化遺産・首里城跡に立つ首里城から出火、木造3階建ての正殿など計7棟約4200平方メートルが被害を受け、首里城の主要部分が焼失した。火災は午後1時半に鎮火した。沖縄県警や那覇市消防局が出火原因を調べている。 激しく燃える首里城(31日午前4時36分、那覇市で)=矢野恵祐撮影 同消防局などの発表によると、消防車30台が出動し、隊員ら約100人が消火にあたったが、正殿(1199平方メートル)が全焼したうえ、北殿(473平方メートル)、南殿・番所(ばんどころ)(608平方メートル)、奉神門(513平方メートル)、書院・鎖之間(620平方メートル)、黄金御殿(991平方メートル)、二階御殿(429平方メートル)の計7棟が焼損した。正殿内などに保管されていた文化財も焼損したとみられる。 正殿(中央右)や北殿(上)、南殿・番所(下)など
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文化庁が二十九日に追加選定した「歴史の道百選」で、瀬戸市の信州飯田街道が新たに選ばれた。県内では一九九六年に選定された本坂通(ほんざかとおり)(豊橋市、豊川市)に次いで二カ所目となる。 信州飯田街道は、江戸時代の中山道の脇往還としてにぎわった「下(した)街道」の脇道で、東濃から瀬戸、名古屋を結んでいる。信州や東濃からは陶磁器やたばこなどが、名古屋からは塩や魚、しょうゆなどが運ばれた。 今回選定されたのは、岐阜県境に近い瀬戸市北東部の雨沢峠-坂瀬(さがせ)坂と、同市上品野町と品野町の一部区間を合わせた計二・八キロ。街道沿いは馬の荷を載せ替える「中馬(ちゅうま)」が盛んで、明治以降は「中馬街道」とも呼ばれた。
戦国武将明智光秀が主人公の大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の放送決定で、光秀の再評価と顕彰の機運が高まる中、岐阜県可児市は同市羽生ケ丘の明智城本丸跡に光秀のブロンズ像を建てる。同市出身とされる名将を次世代に伝えるのが狙い。日本芸術院会員の彫刻家神戸峰男さん(75)=同市久々利=が約2メートル30センチの立像制作を進めており、来年6月にまちを見下ろす堂々とした姿が披露される。 愛知県岡崎市に置かれる徳川家康像を制作する取材過程で、神戸さんは光秀にも注目。来年の日展に向けて石膏の光秀像作りに入っており、市の依頼で出展作のブロンズ像化が決まった。 ブロンズ像は、よろいをまとった光秀が片手に火縄銃を持ち、前方をりりしいまなざしで見据えている姿。知性や上品さを感じさせる表情も兼ね備えており、神戸さんは「これから迎える勝負へと、自分の気持ちを前方に向けている姿を表現した」と自作を解説する。 制作費は
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