豊橋市文化財センターは、豊橋公園内で吉田城の千貫櫓 (せんがんやぐら)跡と本丸跡の発掘調査を行っている。3月末まで「吉田城址確認緊急調査業務」として行い、城の構造を明らかにする。 2017年度から始めた同調査では、再建した鉄槽 (くろがねやぐら)をはじめとする4つの櫓跡などを調べ、そのうち千貫櫓跡からは築城初期に使用されたとみられる瓦が出土している。 調査するのは、鉄櫓の南部分にある千貫櫓跡と本丸跡の2カ所で、合わせて約30平方㍍を掘り起こし、出土品の発掘を行う。 同センターは「これまで石垣の構造などが明らかとなったが、まだ分かっていないことも多い。平日の午前8時半から午後5時まで調査する。成果が上がれば来月には調査結果を発表したい。市民の方にはぜひ一度、調査現場を見に来てほしい」と呼び掛けている。 (木村裕貴) 豊橋市文化財センターは、豊橋公園内で吉田城の千貫櫓 (せんがんやぐら)跡と本