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ブックマーク / gendai.media (103)

  • 「女性の自死増加報道」の陰で「男性の自死」はなぜ記憶されないのか(御田寺 圭) @gendai_biz

    〈国内の女性の自殺者が増加し、8月は前年より4割増えたことが20日、分かった。韓国も同様の傾向がみられたため日の自殺対策機関は韓国の自殺対策機関に連絡、情報を共有し分析に役立てる。自殺傾向の分析で日の機関が韓国機関に意見を求めるのは異例。新型コロナウイルスによる事業者への営業自粛要請や失業など経済活動への影響が表面化した可能性も考えられ、日の自殺対策機関は近く分析結果を報告する方針だ〉(産経新聞『〈独自〉女性の自殺急増 コロナ影響か 同様の韓国に異例の連絡』[2020年9月20日]より)

    「女性の自死増加報道」の陰で「男性の自死」はなぜ記憶されないのか(御田寺 圭) @gendai_biz
  • アメリカの「セブンイレブン」、日本と「商品」は全然違っていた…!(安部 かすみ) @gendai_biz

    スターバックス、マクドナルド、セブンイレブン。これらの世界企業はすべてアメリカ生まれだ。スタバやマクドナルドは、日米で多少メニューが異なるが、店舗の雰囲気はほぼ同じ。一方セブンイレブンは、店内の雰囲気も、販売されているフード類もやや異なる。 今回は、アメリカ家セブンイレブン(7-Eleven)が、日の店舗とどれほど違うかレポートしたい。 店舗によってはスロットマシーンも 米国内にセブンイレブンは8835店舗ある。約3分の2はフランチャイズ経営、約3分の1はコーポレートによる直接経営のようだ。 筆者の住むニューヨーク州には563店舗。同州でスタバはわりと乱立しているが、セブンイレブンはスタバと比べて数が多い印象はない。歩いていてたまに見かける程度だ。実際、筆者の生活圏に店舗がないのでこれまでほとんど利用したことがない。今回はほぼ初体験となった。 そもそも、コンビニエンスストアは1920

    アメリカの「セブンイレブン」、日本と「商品」は全然違っていた…!(安部 かすみ) @gendai_biz
  • CGで完全再現したらわかった! 元寇で押し寄せた蒙古軍船の弱点(播田 安弘)

    ときは13世紀後半、の第五代皇帝フビライは、高麗を配下に収めると、その先の海上にある島国・日に狙いを定め、1274年の「文永の役」、1281年の「弘安の役」と、2度にわたって侵攻してきました。 1度目の文永の役では、博多湾に上陸した蒙古軍は、伝統にのっとり一騎討ちで立ち向かう日武士たちを、集団騎馬戦術と新兵器の「てつはう」でさんざんに打ち破ったといわれています。博多市街も焼かれ九州は陥落寸前となるも、なぜか蒙古軍はその夜、全軍が撤退して船に兵を引き揚げ、そこへ暴風雨が直撃して壊滅し、日は救われた――これが歴史の教科書にも書かれているストーリーで、日にはいざとなったら神風が吹くという「神国思想」が生まれるきっかけともなりました。 しかし、なぜ蒙古軍が一夜にして撤退したのかは、じつはいまだに謎のままなのです。さまざまな説が唱えられてきましたが、科学的に考えると現実離れしたものばかりだ

    CGで完全再現したらわかった! 元寇で押し寄せた蒙古軍船の弱点(播田 安弘)
  • なぜ「新幹線のトビラ」はこんなに狭いのか…?その納得の理由(古谷 あつみ) @moneygendai

    みなさん、新幹線を利用していて「扉の幅が狭いなぁ……」と感じたことはありませんか? 新幹線を利用するときは、たいてい荷物も普段より多いです。スーツケースやお土産物の袋が扉に当たる。荷物が多い時は、周りにも気を遣いますよね。 もう少し扉の幅が広ければ、荷物を持っていてもスムーズに乗り降りできるし、ベビーカーの親子だって乗り降りしやすそう。扉の幅が広い分だけ、短時間で多くの人が乗り降りできるのに、なぜあんなにも扉の幅が狭いのでしょう……。 そこには「車内を快適に保つための理由」がありました。

    なぜ「新幹線のトビラ」はこんなに狭いのか…?その納得の理由(古谷 あつみ) @moneygendai
  • かつて「女の子写真」の枠にはめられた、女性写真家からの異議申し立て(長島 有里枝) @gendai_biz

    1990年代の「女の子写真」ブームの背後には女性蔑視が隠れていた——『「僕ら」の「女の子写真」から わたしたちのガーリーフォトへ』(大福書林)を上梓した写真家の長島有里枝氏はそう指摘する。当時、自身に向けられていた評価に対する、当事者からの異議申し立て。 女性写真家たちが抱いていた違和感 西洋美術にダダイズムやミニマリズムのような芸術運動があるように、写真の分野にもその時代ごとの潮流やムーブメントがある。その観点から日の写真史を紐解くと、1990年代は若手女性写真家が活躍した「女の子写真」または「ガーリーフォト」の時代とされているのがわかる。 1993年、家族と自分を被写体にしたセルフ・ポートレイトが注目されて世に出たわたしは、90年代の写真潮流を牽引するフロントランナーの一人と評された。 まだ名前すらなかった新しい写真表現はあらゆる人に論じられ、最終的に「女の子写真」と呼ばれ始める。自

    かつて「女の子写真」の枠にはめられた、女性写真家からの異議申し立て(長島 有里枝) @gendai_biz
  • なぜ江戸幕府はオランダの高性能な消火ポンプを導入しなかったのか?(フレデリック・クレインス)

    いよいよ年の瀬。皆様にとって今年はどんな1年でしたでしょうか? 来年はオリパラもあり、大変にぎやかな年になりそうです。講談社現代新書も、変わらず「おもしろくて、ためになる」新書作りに邁進して参ります。 2019年最後の記事は『江戸の災害』を上梓されたフレデリック・クレインス氏による「江戸と消火ポンプ」についての解説です。消火ポンプは17世紀にオランダで開発され、江戸幕府に持ち込まれました。しかし、幕府はこれを拒みます。その理由とは? さあ、年末年始は火の用心! 私が日で経験した火事 2017年冬のある日曜日の早朝、私は自転車で出かけた。自宅は京都の路地街にある。大きな通りに出るまではいくつかの狭い小道を通り抜けなければならない。進むにつれて、次第に濃い煙りに囲まれるようになり、目の前がまったく見えなくなった。 「これは霧ではない。火事かもしれない」。そう考えて、来た道を折り返した。しばら

    なぜ江戸幕府はオランダの高性能な消火ポンプを導入しなかったのか?(フレデリック・クレインス)
  • 壮絶…日本で外国人の子供が「ギャング化」その厳しすぎる現実(石井 光太) @gendai_biz

    ギャング化する外国籍の子供たち 今年9月、文部科学省は、日に住む外国籍の子供のうち、15.8%に当たる約2万人が不就学になっている可能性があると発表した。不就学とは、不登校と異なり、学校に籍がない状態を示す。 日には、工場や建設業の仕事を求めて来日してくる外国人が年々増加しており、その中には子供を連れてくるケースも少なくない。 こうした子供たちは家庭環境や日語の壁にぶつかり、学校へ入学しないか、入学しても途中で辞めてしまうことがある。外国人は「義務教育」ではないので、学校を辞めて社会とのつながりが断ち切れるということが起きてしまうのだ。 彼らは学校へ行かなくなることで社会福祉や地域とつながりがなくなり、漂流していってしまうことが多い。児童労働に取り込まれたり、非行化してギャングとなって事件を起こしたりするケースもある。 日が労働力を外国人に頼らざるを得えない状況の中で、こうした子供

    壮絶…日本で外国人の子供が「ギャング化」その厳しすぎる現実(石井 光太) @gendai_biz
  • 「あいトリ」騒動は「芸術は自由に見ていい」教育の末路かもしれない(森 功次) @gendai_biz

    あいちトリエンナーレ2019が閉幕した。これほど騒ぎになった芸術祭は日ではかつてなかっただろう。話題の中心となったのは最後まで「表現の不自由展・その後」だった。もっと光を当てられるべき良い作品が多数あった中、これは残念なことだ。 当初批判の的となったのは、キム・ソギョン/キム・ウンソンの《平和の少女像》と大浦信行《遠近を抱えて Part II》の2作品だったが、「表現の不自由展・その後」の展示再開後には、「Chim↑Pom(チンポム)」の映像作品、《気合い100連発》も批判され出した。 稿では、今回の騒動があらわにした分断と、その背後にある芸術観について考察する。まずは《気合い100連発》に向けられた批判を見ることから、話を始めよう。 Chim↑Pom《気合い100連発》への誤解 《気合い100連発》は、Chim↑Pomのメンバーが福島県相馬市の若者たちと円陣を組み、順番に気合いの掛け

    「あいトリ」騒動は「芸術は自由に見ていい」教育の末路かもしれない(森 功次) @gendai_biz
  • コンビニ最強から一転、セブン‐イレブンの「劣化」が止まらないワケ(大原 浩) @moneygendai

    「7Pay」問題は人災である 「7Pay」の不正使用および、問題発覚後の責任者達の対応の不手際が取りざたされている。 特にセキュリティ分野を中心とした「7Pay」の欠陥は、突っ込みどころが満載だ。しかし、電子決済分野については筆者が執行パートナーを務める、人間経済科学研究所代表パートナーの有地浩が日有数の専門家であるので、「7Pay」そのものについては、研究レポート「7pay騒動から学ぶべきはIDの大切さだ」などを参照いただきたい。 筆者は、この問題は、いわゆる「大企業病」に侵され、長期的展望を欠いたセブン&アイ・グループの経営陣によって引き起こされた「人災」だとみている。 「7Pay」の社長が「2段階認証」を知らずに記者会見でしどろもどろになり醜態をさらした。もちろんこの社長の資質には疑問符がつくが、そのような人物を「7Pay」の社長に就任させたセブン-イレブン、セブン&アイ経営陣の責

    コンビニ最強から一転、セブン‐イレブンの「劣化」が止まらないワケ(大原 浩) @moneygendai
  • フランスの避妊は「女性のピル使用」が大多数である深い理由(髙崎 順子)

    男女平等を力強く推進し、「グローバルジェンダーギャップ」のランキングを短期間のうちに駆け上がったフランス。連載「フランスに探る男女連携社会の作り方」は、男女の〈連携〉の在り方を同国に学ぶ。 第1回となる今回は、避妊と中絶について紹介する。フランスでは避妊をする際、ピルを使うなど「女性主導」で行うケースがほとんどだという。日の感覚とは随分違うが、実はそこに深い理由が隠されていた。 (これまでの連載記事はこちらから) 25歳でフランスにやってきて以来、男と女に関して山ほどのカルチャーショックを受けてきた。その中でも安定のベスト3に入るのが「避妊」だ。これは在住20年目の今振り返っても、変わらない。 日で生まれ育った私にとって、避妊と言えばコンドーム。しかもそれは十中八九、男性が用意するものだった。知識としてはオギノ式(いわゆる「安全日」計算)もあったが、自分で活用したことはない。フランス

    フランスの避妊は「女性のピル使用」が大多数である深い理由(髙崎 順子)
  • フランスの避妊は「女性のピル使用」が大多数である深い理由(髙崎 順子)

    女性による避妊率71.8%の意味 ピルを飲むことが、なぜ「自分を守る」ことになるのか。当時の私は正直ピンと来なかった。が、二人の子を持った今となっては痛いほど分かる。 子どもは、人生を大きく変える。素晴らしいことも多いが、負担も多い。しかも前回の記事で書いたように、その負担の多くはまだまだ、女性にばかり偏っている。そして子育ては、辛いからと言って「ハイやめます」とは放棄できない、責任重大な案件だ。条件が揃っていない環境での妊娠は、生活の危機にすらなる。 「学業、仕事、生活スタイル。子どもを持つことで、人生の全てが大きく影響を受けます。しかも妊娠は女性の体にしか起こらないこと。だから女性が自分で、コントロールすることが大切なんです」 そう語るのは「フランス女男平等高等評議会」のクレール・ギュイロー事務局長。男女格差是正の観点から政策を監視し、提言する公的機関で、妊娠・出産も重要テーマの一つだ

    フランスの避妊は「女性のピル使用」が大多数である深い理由(髙崎 順子)
  • ミスタードーナツの競合が、実は「ニトリと百均とスマホ」であるワケ(鈴木 貴博) @moneygendai

    ミスタードーナツの競合が、実は「ニトリと百均とスマホ」であるワケ ビジネスを脅かしていたのは意外な相手 「思わぬ競争相手」を見抜く 私が専門としている競争戦略の世界では「真の競争相手は思わぬ相手であった」という教訓話がよくあります。 お昼時にランチメニューで顧客を奪い合う定屋さんの当の競争相手がコンビニであったり、繁華街で二次会需要を呼び込みあう居酒屋チェーンが実は顧客をカラオケボックスに奪われていたりという具合に、競争相手は同じ業態とは限らないものだというのがその教えです。 特に最近ではこの「異業態の競争相手」がビジネスの生命線を脅かす事例が増えています。雑誌の廃刊が相次いでいるのは「インターネットのほうが情報が詳しい」からですし、地方で百貨店や大手スーパーが閉店してしまう理由は「アマゾンのほうが便利」だからです。 そのような時代ですから、経営戦略をたてる上ではこの「思わぬ競争相手」

    ミスタードーナツの競合が、実は「ニトリと百均とスマホ」であるワケ(鈴木 貴博) @moneygendai
  • 英語は通じないのに外国人客が集う「名古屋の商店街」の秘密(山口 あゆみ) @gendai_biz

    明らかに外国人や「他人」が多い 名古屋駅と名古屋城の間に位置する円頓寺商店街。ぱっと見たところは昭和的匂いがする日全国どこにでもありそうなアーケード商店街だ。 しかし、この商店街を歩いてみると、他の商店街との違いにすぐに気がつくだろう。それは「歩いている人」だ。ご近所の住民に混ざって、あきらかに他の地域に住んでいる人、そして外国人旅行者が多いのである。 「どこにでもありそうなアーケード商店街」と山口あゆみさんが話す円頓寺商店街だが、実は数年前まで「どこにでもありそう」どころか、半分以上空き店舗となった「シャッター商店街」だった。奇跡の蘇りを見せたその経緯は山口さんの著書『名古屋・円頓寺商店街の奇跡』や過去の記事に詳しい。今回は復活劇に大きな役割を担った「インバウンド」をどのような作戦で得ていったのかをお伝えいただく。京都のような寺社が多いわけではない。秋葉原のように電化製品に特化している

    英語は通じないのに外国人客が集う「名古屋の商店街」の秘密(山口 あゆみ) @gendai_biz
  • 「学校のクリスマスイベントで宗教色をなくすべき」論争は他人事か?(雨宮 紫苑) @gendai_biz

    ドイツ在住の20代ライター、雨宮紫苑さん。『ドイツ人と日人 比べてみたらどっちもどっち』などの著書もある雨宮さんは日に毎年必ず帰り、日も大好きだ。2020年には東京五輪が控え、ますます外国人のお迎えを必要とする中、ドイツで議論が炸裂したクリスマス記事で雨宮さんが思ったこととは……。 学校のクリスマスは宗教的であってはならない? 12月17日。クリスマスまで約1週間となったこの日、ドイツの全国新聞『Die Zeit』のオンライン版『ZEIT ONLINE』で、興味深い記事を見つけた。そのときコメントが1番多かった記事で、タイトルは『Wie religiös darf eine Weihnachtsfeier in der Schule sein?』。 日語にすれば、「学校のクリスマスパーティーはどの程度宗教的であることが許されるのか」。 この記事の筆者の友人の娘が通う学校では、毎年ク

    「学校のクリスマスイベントで宗教色をなくすべき」論争は他人事か?(雨宮 紫苑) @gendai_biz
  • 「スピリチュアル女子」をあざ笑うすべての人に言いたいこと(小池 みき) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)

    それは面白おかしい“トンデモ”案件か 先日Twitterを眺めていたら、十数万人のフォロワーを抱える人気ライターのツイートが目に入った。 彼は「壱岐が面白いことになっている」といったコメントとともに、最近長崎県壱岐市で起きた、女性向けスピリチュアルビジネスがらみの騒動に触れていた。 10月、壱岐で大規模かつ高額のスピリチュアルイベント「縄文祭」が開催され物議を呼んだこと。その主催者であるブロガー・Happy氏や周囲のスピリチュアルリーダーたちが、奇抜な思想や主張――たとえば「引き寄せ」や「子宮系」――の持ち主であること。なおかつ、Happy氏が壱岐の観光大使にまで任命されていること……。 それらの紹介として、スピリチュアル界隈のネタを扱うブログ記事へのリンクも貼ってあった。 ちなみにそのブログは、「タレント○○は韓国人なのか」といったアクセス数狙いの国籍検証や、出典のわからない著名人のゴシ

    「スピリチュアル女子」をあざ笑うすべての人に言いたいこと(小池 みき) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)
  • 名古屋のシャッター街を大人気の町に甦らせた「よそ者」の手腕(山口 あゆみ)

    「信じられないほど甦り、今熱くなっている『シャッター商店街』があるらしい」――そういう話を聞いてライターの山口あゆみさんが尋ねたのは、昭和40年代に名古屋の「三大商店街」のひとつとして誕生した円頓寺商店街。シャッター商店街は全国で共通の問題となっているが、その復活劇の背景は、昔からある財産をいかに生かし成功させられるかのヒントに満ち溢れていた。『名古屋円頓寺商店街の奇跡』という一冊にまとめた復活劇を、現代ビジネス用に書きおろしてお届けする。 2003年には半数の店舗が閉店していた 街の中心で長年賑わっていた商店街がシャッター街化して元気を失ったまま、復活の兆しがないという現象はいまや日中の多くの町に見られる。コンサルティングを入れたり、補助金を投入したりして新たな魅力づくりをしても、継続的な集客にはつながらず、商店街は元気を取り戻せない。 名古屋の円頓寺商店街は、そんなシャッター街から甦

    名古屋のシャッター街を大人気の町に甦らせた「よそ者」の手腕(山口 あゆみ)
  • 東京23区に集中?「孤独死」そのヤバイ現実~特殊清掃の現場から(赤澤 健一) | マネー現代 | 講談社(1/5)

    いまや全国の孤独死の3分の1が都内23区で起きているともいわれる(2017年)。地域の結びつきが弱まり、近隣の人も気づかず数日放置されているケースも多いという。単身現役世代も、配偶者を失くし子どもと離れて暮らす一人親も、いまや誰もが「孤独死」のリスクにさらされている。その知られざる実態と対策を描いて話題となった『遺品は語る』(2016年刊)から一部公開する。 急増する「一人暮らし」と「孤独化」 日中に空き家が急増していることはよく報道される。2013年には空き家総数は約820万戸、空き家率は全国平均で13.5パーセントだというからたいへんな数だ。 空き家が増える理由としては、転居もあるが、一人暮らしの方が亡くなった結果、持ち家が空き家になるというのが大きな原因のひとつだ。いま日には高齢者の一人暮らしが増えているのだから、その先に空き家の増加があるのは当然だろう。私には、それは日社会が

    東京23区に集中?「孤独死」そのヤバイ現実~特殊清掃の現場から(赤澤 健一) | マネー現代 | 講談社(1/5)
  • なぜ逃げない? 災害大国の日本が陥りやすい「正常性バイアス」問題(木原 洋美) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)

    なぜ逃げない? 災害大国の日が陥りやすい「正常性バイアス」問題 インフラ未発達でもキューバは死者ゼロ 「特別警報」を増やしたものの 「これまでに経験したことのないような大雨になっています。重大な危険が差し迫った異常事態。砂崩れや浸水による重大な災害がすでに発生していてもおかしくない状況です」 ――2018年7月6日から8日にかけて、西日を中心に襲った豪雨に対して、気象庁は「大雨特別警報」を発表した後に記者会見を開き、警戒を呼び掛けた。 「特別警報」は数十年に一度の重大な災害が予想される場合に出される。2013年8月末、従来の警報の基準をはるかに超えるような災害が起こる危険性がある場合に最大級の警戒を呼びかけるために、気象庁が導入した。 背景には過去、「大雨警報」や「記録的短時間大雨情報」「土砂災害警戒情報」といった防災情報を繰り返し発表したにも関わらず、避難や被害防止に結びつかなかった

    なぜ逃げない? 災害大国の日本が陥りやすい「正常性バイアス」問題(木原 洋美) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)
  • ウィキペディアが、実は「男の世界」だって知っていましたか(北村 紗衣)

    ウィキペディアはドレスがお嫌い? 2011年4月29日、エリザベス二世の孫で、英国王位の継承権を有するウィリアム王子とケイト・ミドルトンが結婚した。この結婚式は非常に晴れがましいもので、世界中で報道された。 多くの人が2人を祝福する一方、王室に反旗を翻す共和主義者は結婚式報道一色でうんざりしていた…のだが、そんな中、晴れがましさや反骨精神とは関係ない問題で沸き立っているコミュニティがあった。 ウィキペディアだ。 ウィキペディアが「コミュニティ」なの?と思う方もいるだろう。ウェブ上のフリー百科事典であるウィキペディアを編集する人のことをウィキペディアンと呼び、ウィキペディアにはウィキペディアンたちのコミュニティがあって、日々、サイト運営のために様々なことをウェブ上で相談している。 英語版ウィキペディアのコミュニティは結婚式のお祭り騒ぎを尻目に、ケイト・ミドルトンのウェディングドレスに関する記

    ウィキペディアが、実は「男の世界」だって知っていましたか(北村 紗衣)
  • 「アートで町おこし」には“無用なもの”を排除する欲望が潜んでいる(栗原 康) | 現代新書 | 講談社(1/3)

    前編では、つねに有用性や生産性を求められる社会への気持ち悪さを語った、政治学者でアナキストの栗原康氏。後編では、その論理があらゆる場所に貫徹している現状、そしてそこから抜け出すための方法を考える。 アートで町おこしへの違和感 前編でもお話した通り、私たちの社会は、「有用性がないもの」をどんどん排除する社会になっています。 それは「地方創生」、町おこしの現場でも起こっています。アートの力で町を再生しようという試みがブームになっていますが、そのアートは、猥雑なものを排除したり、覆い隠したりしている。 例えば、東京の山谷や大阪の釜ヶ崎といった寄せ場にいる、野宿者や日雇いの「おっさん」たちは当に猥雑です。まえに山谷夏祭りというのに行ったことがあるのですが、みんなほんとうにクソみたいな酒を呑むんですよ。バケツにやっすい焼酎をドバドバ入れて、烏龍茶をテキトーに注いで、あ、これ2杯飲んだら死ぬな、と思

    「アートで町おこし」には“無用なもの”を排除する欲望が潜んでいる(栗原 康) | 現代新書 | 講談社(1/3)