東海テレビ(名古屋市)は20日、50年以上の歴史を持つ同社制作の昼の連続ドラマ(通称昼ドラ)を3月いっぱいで終了すると発表した。内田優社長は記者会見で「ここ数年、視聴者のライフスタイルの大きな変化もあり、幕を下ろすことになった」などと語った。 昼ドラは1964年5月に始まり、フジ系で全国放送されてきた。円地文子、井上靖ら原作の文芸もの、70年代の「あかんたれ」などの根性もの、「愛の嵐」ほか80年代の「嵐」シリーズ三部作などを経て「ドロドロの愛憎劇」イメージを確立。流行語大賞にも入賞した「真珠夫人」(2002年)や「牡丹と薔薇」(04年)を筆頭に、00年以降も「花嫁のれん」シリーズなどの話題作を送り出した。 平均視聴率を2桁台にのせた時期もあったが、近年は5%を割ることもあった。TBS系も2009年に昼のドラマ放送を終えており、内田優社長は「1局になり注目が集まるかと考えたが、現実は低迷が続