【読売新聞】
![[スキャナー]ハマス、中東正常化けん制…パレスチナ置き去りに焦り](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5ffd059adf17a3f2be5b50397b5ff0e7426b69c3/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.yomiuri.co.jp%2Fmedia%2F2023%2F10%2F20231008-OYT1I50186-1.jpg%3Ftype%3Dogp)
若いころ、米国に同い年のイラン人の親友がいた。運動神経は抜群で腕っぷしが強く、空手でイラン1、2位を争っていた。1979年、イスラム勢力が親米政権を打倒したイラン革命の際、フランスを経て、米国に逃れた。詳しくは聞かなかったが、国王のボディーガードのようなことをしていたようだ。 常に笑顔を絶やさず、まめな男で、簡単な食事を出す際にも、冷凍野菜をチンして付け合わせるのを忘れなかった。私自身は当時、イスラム革命やイラン、その周辺地域にとくに興味はなかったため、この空手家のイメージが、すなわちイランということになった。 気は優しくて力持ちといったところだろうか。 イランの対日感情は悪くない。日本が大国ロシアを破った(日露戦争=1904~05年)のもその一因である。53年には、国際石油市場で孤立していたイランに日本企業がタンカーを送り、世界で初めて石油製品を直接買い付け、イラン経済に手を差し伸べた。
イラン各地で、政府への抗議デモが2カ月以上続き、人権弾圧を監視する非政府組織によると、470人ものデモ参加者が殺害された。未成年者の犠牲者も多く含まれているという。 言論や集会の自由が厳しく制限されているイランで、これほど長く抗議活動が続くのは極めて異例であり、長年の抑圧や経済の低迷で鬱積した政府への怒りが噴き出した末の流血の大惨事だ。 イラン当局は弾圧を直ちに中止し、国民と対話すべきだ。弾圧の継続は国内の亀裂と、国際社会からの孤立を深めるだけである。 きっかけは9月中旬、首都テヘランを旅行中だったクルド系の22歳の女性が、髪を覆うスカーフ「ヘジャブ」のかぶり方が不適切だとして風紀警察に拘束され、3日後に急死したことだ。女性は拷問の末に亡くなった疑いがあり、当局への反発が広がった。 イスラム教シーア派の法学者が統治するイランでは、女性はヘジャブで頭髪を覆い隠すよう義務付けられている。 だが
【読売新聞】 【ニューヨーク=寺口亮一】小説「悪魔の詩」が「イスラム教を 冒涜 ( ぼうとく ) した」としてイランの最高指導者から「死刑」を宣告されたインド出身の英作家サルマン・ラシュディ氏(75)が12日、講演で訪れていた米ニュ
中東問題は複雑怪奇といってよい。その本質を理解することは困難だ。イスラム国(IS)が台頭した際、評者はイスラム関連の書を渉猟したが、日本で「腑に落ちる」論考はほとんどなかった。イスラム諸国に阿諛追従(あゆついしょう)する内容が多く、何故(なにゆえ)彼らがテロに走るのか解説するものがなかったからだ。中東問題を論理的に解説できる学者はいないのか。希望を失いかけていたとき、彗星(すいせい)の如(ごと)く現れたのが本書著者の飯山陽氏だった。彼女の立ち位置は明確だ。自由民主主義社会に住む一人の人間としてイスラム教を理解する。 本書では、日本で中東問題を論ずる専門家が厳しく批判される。イスラム諸国に好印象を与え、米国に対する憎悪の念を植え付ける印象操作をしているというのだ。世論を操る専門家などというと陰謀論の一種に聞こえるかもしれないが、著者は決して陰謀論者ではなく、具体的な事実をあげて論証する。 例
【カイロ=佐藤貴生】イラクで1月に入り、無人機などによる駐留米軍施設への攻撃が相次いでいる。イランと連携するイスラム教シーア派の民兵組織は米軍に駐留をやめてイラクから撤収するよう求めており、これらの組織が攻撃している可能性がある。イラクを舞台に勢力争いを展開する米イランの間で緊張が高まる局面も予想される。 ロイター通信によると、イラクの首都バグダッドの国際空港近くにある米軍駐留基地に3日、無人機2機が接近し、防空システムで撃墜された。同基地には5日もロケット弾が撃ち込まれたが、いずれも死傷者はなかった。4日には中西部のアサド空軍基地近くで無人機2機が撃ち落された。 米国主体の有志連合軍が公表した3日の撃墜現場の映像では、無人機の部品に「ソレイマニの復讐(ふくしゅう)」という文字が書かれていた。ソレイマニ氏はイランの対外工作を担う革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」の司令官で、この日はバグダッドで
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