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不動産市場の悪化で経済がデフレ化 「以前に見せたことがないほど躍起になって、解決策を求めている」 中国政府が開催した経済緊急会合の出席者は、異口同音にこのように述べた。ブルームバーグ(6月14日付)によると、中国高官はこの数週間、実業界幹部やエコノミストとの会合を立て続けに開き、経済の活性化や不動産業界再生の方法について助言を求めている。 【写真5枚】訪日した中国人富裕層向けの「破廉恥パーティ」 “女体”を献上など【実際の写真】 経済指標の大半が中国経済の失速を示していることが背景にある。中国の5月のドル建ての輸出は、前年同月を7.5%下回った。輸出企業がリストラを断行しているため、全土でストライキが頻発している(6月15日付ロイター)。 中国の資金需要も芳しくない。中国人民銀行(中央銀行)によれば、5月の経済全体のファイナンス規模は昨年同月の2兆8000億元(約41兆1000億円)から1
世宗は現在韓国人の間でもっとも人気のある国王といっても過言ではない。1万ウォン札に想像画が描かれるだけでなく、都市名にも採用されて2012年に「世宗特別自治市」が発足している。 これほどまでに彼が人気を集める理由は、民族独自の文字を研究し、1443年に「訓民正音」と命名して制定したからであろう。訓民正音とは、民に正しい音を訓(おし)えると読む。当時、人間の発する音声は単なる音ではなく、万物の真理が込められていると考えられていた。それゆえ、世宗は朱子学の漢籍を正しく発音して学ぶために音韻の研究を奨励し、漢字が読めない庶民でも理解できる表音文字を作り出したのである。 今日この文字は一般的にハングル(偉大な文字)と呼ばれている。しかし、そのような呼称が定着したのは20世紀以降に民族意識が高揚してからのことである。朝鮮時代は漢字以外の文字を持つことは蛮夷の仕業と考える華夷意識が強かったため、訓民正
米国でもますます進む少子高齢化 米疾病管理予防センター(CDC)は6月1日、「米国の2022年の出生率は前年に比べ横ばいだった」と発表した。 【写真を見る】頭脳明晰でスタイルも抜群 イラク戦争で暗躍したCIA「美人スパイ」 2022年の出生率は1.7人。現在の人口を維持するためには、2.1人が必要とされている。出生数は366万1220人で2021年より約3000人減少したが、新型コロナのパンデミック2年目に当たる2021年の出生数は7年ぶりに増加していた。 米国の出生率は今後も減少することが懸念されている。 住居費や学費の高騰などのせいで、米国の若者の3分の1が親と同居するようになっているからだ。日本や南欧など親との同居率が高い国は出生率が低い傾向があり、米国でもこれらの国と同様の現象が生ずるとの指摘が出ている(5月29日付日本経済新聞・28日付ウェブ版)。 2010年以降、米国では高齢化
予算と時間、手間をかけて、丁寧に作られているドラマ 2023年5月にNetflixで配信開始されたオリジナルドラマ「サンクチュアリ -聖域-」が話題を呼んでいる。大相撲の世界を舞台にして、そこで奮闘する若者の姿を描いている。 【写真を見る】かなり明るい「サンクチュアリ」の舞台裏 このドラマが大ヒットを記録している最大の理由は、面白いからということに尽きる。その面白さがどういうところから生まれているのかについて、いくつかの要素に分けて考えてみたい。 第一に、圧倒的な予算と時間と手間をかけて、丁寧に作られていることだ。Netflixのオリジナル作品ということもあり、恐らく一般的な地上波のテレビドラマとは比較にならないほど多額の制作費がかけられている。 力士の役を演じる役者たちは、本物の力士に見えるように筋肉も鍛え抜かれていて、それだけでも制作者の並々ならぬ意気込みを感じる。取組が行われる会場や
陽明学は当時の中国で、流布という以上に、いわば熱狂的に迎えられ、爆発的な広がりを見せた。そこには教義ばかりにとどまらない要因がある。 先だつ朱子学も、教義そのものにくわえ、「四書」や語録などの経典ガイドを考案工夫して、入りやすく学びやすくした。それでも朱子学は、いわば「書物主義」である。外在的なテキストを読んで、外から知識を取り入れた人が、はじめて自ら「道」「理」を体得できるのであって、これを「読書」といい、士大夫を「読書人」とも言い換えた。現代中国語でも「読書」といえば、学術研究の意味である。 「読書」には、書物を閲覧できる能力・時間が欠かせないし、必然的に経済的な余裕も必要で、貧困の下層階級にはとても望みえない。朱子学はそうした点、やはり一般の庶民に背を向けた学術だった。 ところが陽明学は、心・良知が重要である。知識は内在する心に直結し、ただちに外的な行動に転化せねば意味がない。あくま
4月6日の午後3時56分、沖縄県の宮古島付近を飛行していた陸上自衛隊の多用途ヘリコプター「UH60JA」がレーダーから消えた。この事故に関して産経新聞(電子版)は12日、「<独自>緊急用フロート装備せず 陸自ヘリ事故」との記事を配信した。 *** 【写真10枚】世界中で進む「女性軍人」の躍進 インド空軍の「美しすぎる女性パイロット」の写真を見る だが、事故の詳細が次々と明らかになっている。産経新聞の報道を紹介する前に、21日時点の最新状況をまとめておこう。 この事故が連日、大きく報じられている理由の一つに、第8師団長の坂本雄一陸将を筆頭に複数の師団幹部が搭乗していたことが挙げられる。坂本陸将に関しては、21日に死亡が発表された。 第8師団は熊本県熊本市に司令部を置き、隊員は九州南部の熊本、鹿児島、宮崎の出身者が8割以上を占める。台湾有事などに備え、南西諸島など島嶼(とうしょ)防衛を主な任務
「自民党が一昨年の衆院選で得た261議席を超えるには、野党共闘が難しい統一地方選とのダブル選挙しかなかったんだけど……」 【写真を見る】外遊先の”観光三昧”で批判を浴びた岸田総理の長男・翔太郎氏 3月に永田町で吹き荒れた解散風を、岸田文雄総理の側近議員はこう振り返る。 5月中旬には総理の地元で開催されるG7広島サミットが控えており、“外交通”を自任する総理にとっては晴れ舞台。その前にリスクを取る必要はないとの考えから解散は見送られた。それでも、岸田総理の基本戦略に変わりはない。 「来年9月の党総裁選挙の前に衆院解散を断行し、民意を得て総裁選を乗り切る」と、総理周辺は鼻息が荒い。それに理解を示すのは自民党幹部で、早速この5月にも選挙情勢調査を行う可能性があると強調する。 「今後、岸田総理はサミット直後に解散を打てる環境作りを模索するだろう。内閣支持率は上り調子だし、6月には異次元の少子化対策
「中国という全体主義国家は、多方面からの戦略を用いて米国を追い落とし、世界に君臨する超大国になろうとしている」 インド陸軍のパンデ参謀長は3月27日、米誌ニューズウィークのインタビューでこのように述べた。近年のインドの高官としては最も過激な中国批判の1つだ。 【写真を見る】中国で話題の的となっている“エリート報道官”の現在の変わり果てた姿 パンデ氏は中印国境の最前線で指揮をとるインド軍の最高幹部だ。 インドと 中国が軍事衝突したのは、1962年。両国の間の全長約3400キロメートルに及ぶ実効支配線の一部をめぐっての争いだった。その後、小康状態が続いていたが、2020年6月に、半世紀近くなかった死者を出す衝突が発生し、昨年12月にはインド軍が米国情報機関の支援を得て実効支配線の西側から侵入した中国軍を撃退したとされている。 パンデ氏は「北部国境沿いの軍の配備を見直し、高次の準備態勢を維持して
ガーシー前議員(本名・東谷義和)が国際手配され、「協力者」も逮捕されるなど、攻勢を強める警察当局の次なる一手に注目が集まっている。渦中のガーシー容疑者に帰国の意思はないとされ、まだまだ「逃げ切り」の可能性を指摘する声も。実は警視庁側には“あらゆる手を使って”でもガーシー容疑者を逮捕したい理由があるとされ、その実現のため水面下では暗闘が繰り広げられている。 *** 【写真】まだ“イケイケドンドン”だった頃の懐かしい姿と号泣するガーシー 国際手配されたとはいえ、捜査に与える影響は限定的だと話すのは、ガーシー事件の取材を続ける犯罪ジャーナリストの小川泰平氏である。 「今回は国際手配のなかでも『青手配』と呼ばれるもので、身柄の確保や引き渡しを要請するのでなく、所在や行動把握に関する情報をICPO(国際刑事警察機構)を通じて加盟各国に照会できるようになったに過ぎません。つまり逮捕に直結するものではな
「死刑になるのが当然」 「(死刑制度は)日本国民にはとても恥ずかしいこと」 相容れることのない死刑制度存置派と反対派、それぞれの思い。死刑の是非を巡る“正解”への糸口は、あるひとつの事件に潜んでいた――。 米国、フランス、スペイン、日本の4カ国を取材し、昨年12月に上梓した『死刑のある国で生きる』(新潮社)の中で、私が取り上げなかった日本の無期懲役事件がある。その事件取材を振り返ってみると、悩み続けた疑問――死刑は何のためにあるのか――の答えが改めて浮かび上がってきた。 「覚醒剤が原因での減刑が許せない」 2012年6月10日、大阪を訪れた音楽プロデューサーの南野信吾(当時42歳)が東心斎橋の路上を散歩中、刃物を構えた一人の男に背後から突進され、倒れたところを馬乗りになって何度も刺され、死亡した。それを見て逃げようとした佐々木トシ(同66歳)も、同じように複数箇所を刺され、帰らぬ人となった
コオロギをはじめとする最近の日本における昆虫食は、「食料問題の解決策」「高たんぱくで栄養豊富」といった華々しいイメージが打ち出されていた。昆虫食を研究する東京農工大学大学院農学研究院の鈴木丈詞准教授(応用昆虫学)は、今回の騒動をこう振り返る。 「2020年に発売された無印良品の『コオロギせんべい』をきっかけに、昆虫食の認知度が一気に上がりました。メディアでも取り上げられ、一般の方でも昆虫食の有用性に関する情報を目にする機会が増えたと思います。ですが、発信される情報は、営利企業であれば当然のことですが、食用昆虫の商品を売るためであったり、企業価値を高めたりする目的のものに偏っていました」 研究者の間では、これまでの姿勢を冷静に分析し、見直していくとの声が上がっているという。 「企業や研究者が昆虫食のプロジェクトを推し進める中、一般の方が抱く昆虫食への不安やマイナスイメージとの乖離がどんどん進
72年ぶりの“除名”翌日に… 芸能界のみならず永田町まで巻き込んで暴れまくった稀代のトリックスター、ガーシー前参院議員に対し、警視庁がついに動いた。 【写真】参院議員を除名となったガーシー氏、かつてはド迫力の“ガーシー仕様”の選挙カーも話題に ガーシーこと東谷義和氏を巡っては、3月14日の参院懲罰委が「除名」処分を全会一致で可決。翌15日の参院本会議で正式に除名となり、議員資格を失った。国会議員の除名は72年ぶりとなる。それから間を空けることなく、警視庁は暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)などの容疑でガーシー氏の逮捕状を請求したのである。社会部記者によれば、 「現職の国会議員には不逮捕特権がありましたが、いまやガーシー氏は“一般人”なので逮捕のハードルは一気に下がった。とはいえ、正式に“除名”となった翌日に逮捕状を請求したわけで、警視庁が証拠固めをはじめ、かなり以前から周到に準備を進めてい
除名処分となったガーシー(本名・東谷義和)前参議院議員に対する“包囲網”が急ピッチで狭められている。ここに来てガーシー容疑者も初めて“弱気”の発言を見せるなど、警察当局との攻防は大きな山場を迎えようとしている。 *** 【写真を見る】東谷容疑者がインスタライブで見せた号泣シーン 3月24日、警視庁捜査2課は兵庫県伊丹市にあるガーシー容疑者の実家を家宅捜索。YouTubeなどの動画投稿サイトを通じて俳優の綾野剛氏らを脅迫した暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)や名誉棄損容疑によるものだった。 「東谷容疑者は動画配信で得た収益の大半を日本のネット銀行を介して妹名義の口座に入れていたとされ、かつて妹が住んでいた実家の捜索が捜査に不可欠と警視庁は判断。妹はすでに出国していて、現在は東谷容疑者と同じUAE(アラブ首長国連邦)に滞在しているといいますが、2021年12月まで東谷容疑者もこの実家に住民票を
旧宮家の兄弟と御所で面会 皇族数の減少が進み、安定的な皇位継承策が「喫緊の課題」となって久しい。「週刊新潮」は、愛子さまが旧宮家の青年と交流を深められていることを報じたが、ここにきて華道家元・池坊専永氏の孫・池坊専宗氏の名前も取り沙汰されており……。 *** 【最新画像30枚】新たに入手した“眞子さん”と“圭さん”「ラブラブ手つなぎデート」の一部始終 「皇籍復帰案」の中で、ひときわ注目を集めている旧宮家が1900年に創設された「賀陽(かや)家」(旧・賀陽宮家)である。現当主・賀陽正憲氏(63)は学習院初等科以来の天皇陛下のご学友で、かつては紀宮さま(黒田清子さん)のお相手として取り沙汰されたこともある人物だ。 「正憲氏には、現在27歳と25歳になるご子息がいます。ともに学習院高校を経て、お兄さんは早大政経学部、弟さんは同理工学部を卒業しました。これまで新年祝賀の折など、ご学友として陛下にお
何もかも「カワいい」や「ヤバい」で、すます人がいる。あるいは、いつどこでも決まりきった言葉や表現しか使えない人がいる。昨今は子どもはおろか大人の語彙力の低下も著しい。そこから脱け出すには何をすればいいのか。人生を豊かにする「上級語彙」の身に付け方。【宮崎哲弥(評論家)×齋藤孝(教育学者)】 *** 【写真を見る】宮崎氏が中学時代から作っていた「語彙ノート」 ――日本人の語彙力の低下が叫ばれて久しく、いまでは子どものみならず、大人の表現力の低下が深刻化しています。 宮崎 語彙力の低下を如実に感じたのは、もう10年近く前になります。何かの集まりで、学生に大学構内の集合場所を聞いたら、「木が一カ所にいっぱい植えられているところで……」と言う。それでは要領を得ないのでよく聞いてみると、どうも「植え込みの前」と言いたいらしい。驚いて「植え込み」という言葉を知らないのかと聞くと「はい」と、すまし顔で答
ペッパーミルは早くも今年の流行語大賞候補である。メジャーリーガーをそろえ、WBC1次ラウンドを全勝した日本代表。その快進撃には、普段は厳しい往年の名投手も文句のつけようがない、といったところのようだ。侍ジャパンの元コーチや、メジャースカウトらに予選リーグを総括してもらうと――。 *** 【写真7枚】妻・聖子さん(42)と肩を寄せ合うダルビッシュ 仲むつまじい貴重な2ショットをみる 「まあ、これだけのメンバーを集めたんだから、敵なしは当然だろうねえ」 と感想を述べるのは、前回WBCで投手コーチを務めた、野球評論家の権藤博氏である。 「村上が打てない? 全員打ったら大変だよ。20~30点入っちゃうじゃないか。不安材料? このメンバーでそんなこと言ったら怒られちゃうよ」 辛口で知られる権藤氏にして、この絶賛ぶりだ。 もう一人、 「ここまでは期待通りの結果ですよね」 とは、第2回、第3回のWBCで
行政文書が「捏造」か「本物」か。かつての永田メール事件を彷彿とさせる大騒動になっているのが、高市早苗経済安保担当相と小西洋之議員との「対決」である。 速報“虚報”を使って主流派狙いか 茂木幹事長の「70票は確保」に「マユツバ過ぎる」の声【自民党総裁選ウラのウラ】 速報「中国政府に拍手喝采を送るタイプ」 NHK国際放送で不適切発言の中国人スタッフ、周囲が明かす知られざる素顔 速報雅子皇后に懸念される「新たな症状」 「お召列車」も間に合わず、那須ご静養を巡り“異変”が 本来、国会で議論すべきは文書の真贋ではないはずなのだが、注目はもっぱら「どっちが事実か」「どっちが辞めるか」に集まっている。 この状況について、結果として得をしている勢力がいるのではないか。そう分析するのは有馬哲夫・早稲田大学社会科学総合学術院教授である。有馬氏は公文書研究の第一人者として知られ、長年、放送法に関する研究に携わっ
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