3月16日夜、東京・銀座の老舗洋食店「煉瓦亭」で2次会の杯を交わす岸田文雄首相(右)と韓国の尹錫悦大統領。日韓関係の好転を印象付けた(内閣広報室提供)3月中旬の日韓首脳会談で大きく転換した日韓関係は、多くの対話チャンネルが動き出し「春風」が吹いているようにみえる。だが、目をこらすと日本と韓国の間には依然として埋まらない認識ギャップが横たわっており、正念場はむしろこれからだ。特に尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権はいわゆる徴用工問題をはじめとする対日外交が批判にさらされ、支持率が低迷中だ。会談で合意したシャトル外交の再開を前に、今夏には韓国世論の反対が強い東京電力福島第1原発の処理水海洋放出も控えている。約10年ぶりの関係修復は容易ではない。 動き出した「日本の時計」首脳会談から1カ月余で「日本の時計」が動き出した。4月17日、ソウルで日韓の外務、防衛当局の局長による「安全保障対話」が5年ぶりに
岸田文雄首相の選挙応援演説会場で起きた爆発事件では、首相の背後約1メートルにパイプ爆弾のようなものが投げ込まれた。昨年7月の安倍晋三元首相銃撃事件を受け、警察当局は要人警護の運用や体制を刷新したが、わずか9カ月余りで再び警察の威信を揺るがす事態となった。警察庁と和歌山県警は検証を進めるが、問題点はどこにあったのか。専門家らへの取材で警護の「穴」と取るべき対策が見えてきた。 15日午前。和歌山市の雑賀崎(さいかざき)漁港には、岸田氏を見ようと約200人の聴衆が詰めかけていた。11時27分、聴衆側から飛んできた銀色の筒状の物体が、岸田氏の足元に転がった。 即座に警察官がかばん状の防護板で払いのけ、岸田氏を避難させた。聴衆側にいた木村隆二容疑者(24)=威力業務妨害容疑で逮捕=は漁師や警察官らに取り押さえられたが、約50秒後に爆発音が響き、一帯は白煙に包まれた。 会場手前で侵入阻止「首相の近くに
韓国では朝の陽光をかたどった旭日旗を日本軍国主義の象徴とか〝戦犯旗〟などといって反日運動に利用する。旗でなくても陽光をデザインしたものでもケシカランといってすぐ非難の声が上がり、それをマスコミが真面目に伝える。 筆者はそんな現象を「反日パブロフの犬」と皮肉ってきた。昔、ロシアのパブロフ博士が発見した「犬に一定の音を聴かせながらエサを与えるとそのうち音を聴いただけでヨダレを流すようになる」という〝条件反射〟に似ているからだ。 たとえば先年、米ニューヨークでさるビルの壁画に黄色い陽光をかたどった抽象画が描かれていたのを在米韓国人たちが「日本軍国主義を連想させる!」と抗議して撤去させた、などというのはその典型的な〝症例〟である。こんな笑い話のようなことがよくニュースになるのだが、最新版では絵ではなく文字に対する〝条件反射〟まで登場して話題になっている。
「自民党が一昨年の衆院選で得た261議席を超えるには、野党共闘が難しい統一地方選とのダブル選挙しかなかったんだけど……」 【写真を見る】外遊先の”観光三昧”で批判を浴びた岸田総理の長男・翔太郎氏 3月に永田町で吹き荒れた解散風を、岸田文雄総理の側近議員はこう振り返る。 5月中旬には総理の地元で開催されるG7広島サミットが控えており、“外交通”を自任する総理にとっては晴れ舞台。その前にリスクを取る必要はないとの考えから解散は見送られた。それでも、岸田総理の基本戦略に変わりはない。 「来年9月の党総裁選挙の前に衆院解散を断行し、民意を得て総裁選を乗り切る」と、総理周辺は鼻息が荒い。それに理解を示すのは自民党幹部で、早速この5月にも選挙情勢調査を行う可能性があると強調する。 「今後、岸田総理はサミット直後に解散を打てる環境作りを模索するだろう。内閣支持率は上り調子だし、6月には異次元の少子化対策
【読売新聞】東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で初の司法判断となった21日の東京地裁判決は、大会組織委員会元理事・高橋治之被告(79)に、贈収賄罪の成立に不可欠な職務権限があったと認定した。5ルートで2億円近い賄賂を受領したとさ
中国が自国警察の出先機関を外国に密(ひそ)かに設けて中国人取り締まりを行うのは国際法に反し、設置された国の主権を侵害するのは明らかだ。許されることではない。 米司法省は、中国公安省が米ニューヨークに設けた闇警察(非公然警察署)の開設・運営に関わったとして、中国系米国人の男2人の逮捕を発表した。 中国の海外闇警察の刑事摘発が報じられたのは世界で初めてだ。韓国警察が3月末に、中国の闇警察の拠点の疑いがもたれるソウル市内の中華料理店の経営者らを、食品衛生法違反などの容疑で摘発したことも新たに分かった。 米司法省は昨年秋、ニューヨーク市内の闇警察を家宅捜索して閉鎖させた。オランダ、アイルランド、チェコ、ドイツなども閉鎖命令を発した。主権国家として当然の対応だ。 逮捕された2人は中国公安省の指揮下で、中国政府に批判的な在米中国人に帰国の圧力をかけたり、民主活動家の居住場所特定に携わったりした疑いもあ
【読売新聞】 岸田首相の選挙演説会場に筒状の爆発物が投げ込まれた事件で、爆発で飛んだ筒と蓋とみられる部品が聴衆の頭の付近を時速140キロ超で通り抜けた可能性があることが専門家の分析でわかった。高さ1・8メートル前後で通過したと推測さ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く