日本維新の会は27日、大阪市内で臨時党大会を開き、松井一郎代表(大阪市長)の後継となる新代表に馬場伸幸衆院議員(57)を選出した。平成24年の結党以来、党創設者ではない人材がトップに就くのは初めて。 代表選には、ほかに足立康史衆院議員(56)と梅村みずほ参院議員(43)が立候補。この日は議員や首長ら特別党員が投票したほか、26日に締め切られた一般党員らの郵便投票分も開票され、馬場氏が最多の票を獲得した。 選挙戦で馬場氏は、「身を切る改革」をはじめとした従来路線の継承をアピール。松井氏や吉村洋文副代表(大阪府知事)ら党幹部も支持を表明した。約600人の特別党員のうち306人から推薦を集め、終始優位に戦いを進めた。 馬場氏は高校卒業後、ファミリーレストランの「オージー・ロイヤル(現・ロイヤルホスト)」で3年勤務した後の昭和61年、元外相の中山太郎氏の秘書として政治の道に。平成5年に堺市議に初当