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2023年11月3日のブックマーク (3件)

  • 【主張】文化の日 食に宿る和の心を未来へ

    今年は和がユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録されて10年の節目である。 文化といっても幅広いが、文化ほど風土に根ざし、国民性や国そのものを表現するものはないだろう。 その年に、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出をめぐり中国が、日産水産物の全面輸入禁止という暴挙に及んだ。水産物は和の根幹を成すものだ。影響は小さくなく、科学を無視した不当な振る舞いには怒りを禁じ得ない。 今日は文化の日である。改めて、世界に誇る日の豊かさに目を向け、その継承発展に努めたい。 観光庁の令和4年訪日外国人消費動向調査で「訪日前に期待していたこと」を複数回答で尋ねると「日べること」が78%と最も多かった。次いで「ショッピング」49%、「繁華街の街歩き」38%、「自然・景勝地観光」35%だった。 日を訪れる外国人の多くが日に親しみ、場の味を楽しみに来日していることがわ

    【主張】文化の日 食に宿る和の心を未来へ
  • 【主張】総合経済対策 物価高への妥当な措置か

    現下の日経済への処方箋として妥当なのか。その点で疑問が残る経済対策だといわざるを得ない。 政府が所得税と住民税の定額減税などを柱とする17兆円超の新たな総合経済対策を閣議決定した。裏付けとなる令和5年度補正予算案は13兆円規模となる。 物価高を克服し、賃上げの拡大や攻めの投資で経済を変革させるときだというのが岸田文雄政権の問題意識だ。経済対策をその端緒としたいのだろう。 ならば来は、既存の制度や規制を抜的に見直し、人口減少や労働生産性の低さなど構造的な課題に切り込むことを主眼に置くべきなのに、この対策で際立つのは、むしろ旧態依然としたバラマキの発想だ。 景気は新型コロナ禍の最悪期を脱し回復過程にある。従来の大規模な経済対策で論拠とされた需要不足も解消してきた。減税や給付金で必要以上に需要を刺激する局面ではあるまい。 これでは、経済対策で歓心を買いたいのだと国民に見透かされても仕方がな

    【主張】総合経済対策 物価高への妥当な措置か
  • 【ポトマック通信】遺品整理のセール

    家族が亡くなった場合の遺品整理は、残された者にとって大変な問題だ。捨ててしまうのは忍びない。けれどもすべてを取っておくこともできない。 米国には、そんな情と理のジレンマを解決する手段の一つとして「エステートセール」なるものがある。不要品を近所の人などに買ってもらうガレージセールの遺品整理版と考えればいい。値付けから販売まで手伝ってくれる業者や、セールの開催情報を共有するアプリもある。 遺族としては、リサイクル店などに買いたたかれるよりは高値が期待できるし、顔の見える相手に大切な遺品を買ってもらうことで安らかな気持ちを抱くことができる。買い手には、手ごろな価格でお気に入りを探す楽しみがある。 最近は、介護施設への入所を控えた人などが身辺を整理するために「生前セール」を開くケースもあるという。「終活」の一環ともなっているわけだ。 先日、とのデートがてらにお邪魔したセールでは、大量のレシピ

    【ポトマック通信】遺品整理のセール