昭和49~50年の連続企業爆破事件に関与したとして、爆発物取締罰則違反容疑で公開指名手配されていた過激派「東アジア反日武装戦線」メンバーの桐島聡容疑者(70)とみられる男が神奈川県内の病院で見つかり、警視庁公安部に身柄を確保されていたことが26日、捜査関係者への取材で分かった。公安部は慎重に本人かどうか確認を進めている。 捜査関係者によると、男は神奈川県鎌倉市の病院に偽名で入院しており、公安部の捜査員が25日に接触したところ、自ら桐島容疑者だと話したという。 三菱重工ビル(右)で起きた爆弾テロでは乗用車はつぶれ、路上一面にガラスが散乱した=昭和49年8月30日、東京都千代田区丸の内 桐島容疑者は、昭和50年4月、手製の時限爆弾で東京・銀座の韓国産業経済研究所の入り口ドア付近を爆破したとして手配されている。 連続企業爆破事件は49年8月30日、東京・丸の内で8人が死亡、380人が重軽傷を負っ