浮かび上がる「まけとられん能登」のメッセージ。被災者への激励と支援者への感謝を込めたという=石川県珠洲市(渡辺恭晃撮影) 石川県能登地方を中心に甚大な被害を出した能登半島地震の発生から1日で半年になる。 石川県によると、家屋の倒壊や土砂災害、津波、火災などによる直接的な死者は229人にのぼる。避難生活中の発病や体調悪化などによる災害関連死は、認定済みの52人と認定が答申されている18人を合わせて70人となり、7月以降の審査でさらに増える可能性が高い。 被災直後に開設された体育館などの1次避難所に身を寄せる被災者が約千人いる。 関連死のなかには、避難所で新型コロナ、インフルエンザに感染した事例がある。5月には輪島市の仮設住宅で1人暮らしの高齢女性が亡くなった。「孤独死」とみられる。 「命の危険」を排除せよ避難所、仮設住宅、在宅も含めて避難生活の長期化で心身の疲労は蓄積される。発災から半年が過