要件急変で農家混乱 コロナ交付金、農水省に批判 2020年10月25日08時15分 「次期作支援交付金」要件変更のポイント 農林水産省が、新型コロナウイルスの感染拡大で経営に打撃を受けた農家に対する交付金の支給要件を突然厳格化し、農家の間に混乱が広がっている。農水省の見通しの甘さに対する批判が高まっており、同省は各地で説明会を開くなど対応に追われている。 菅首相、農産品輸出へ連携 JA全中会長と面会 要件が変更されたのは、野菜、花、果樹、茶の農家の翌シーズンの生産を支援する「高収益作物次期作支援交付金」。資材購入や機械導入に対し、10アール当たり5万円を基本に、施設栽培の花や大葉などは同80万円が支給される。当初の要件は2~4月の出荷実績だけで、コロナにより減収したかどうかは問わなかった。 その結果、6~8月の1次公募期間の申請総額は約450億円と、242億円の予算の2倍近くに膨らんだ。リ