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ブックマーク / note.com (49)

  • AI導入で企業が挫折するのはなぜ?―AI「以外」の壁にどう立ち向かうか|Dory │ 株式会社Algomatic

    はじめにこんにちは、Doryと申します! あらゆる業務をAIエージェントで変革するべく、Algomaticという生成AIスタートアップで自社サービス開発や法人向けのAI導入支援に取り組んでいます。 この記事では、AI技術を現場の実業務に導入しようとしたとき、企業が高確率でぶつかる「3つの壁」について、自身の経験も交えて記載していきます。 【この記事には何が書いてある?】 ・AI技術を使って業務を変革しようとするとき、必ずぶつかるのは「AI以外」の壁であること ・3つの壁を乗り越えなければ、AIによる業務改革は進まないということ 【この記事の想定読者】 ・AIを自社にも取り入れたいと考えている経営者の方 ・AIの社内推進がミッションの、いわゆる「AI推進室・DX推進室」の方 ・その他、AIの力で自社を変えたい!と考えている方 以下、文では簡単のため「AI」という表現を多用しておりますが、具

    AI導入で企業が挫折するのはなぜ?―AI「以外」の壁にどう立ち向かうか|Dory │ 株式会社Algomatic
  • BtoBプロダクトにおいて3週間で大量の仮説検証を回す方法|mizo

    みなさんこんにちは。株式会社リンクアンドモチベーションで モチベーションクラウドのUX/UIデザインを担当しているmizoです。 今回はBtoBプロダクトにおいて「いかにして短期間で多くの検証を回したのか」「どのようにして検証結果をUX/UIの精度に繋げたか」について弊社の事例を交えながらまとめようと思います。 BtoB向けプロダクトに携わっている方の中にはなかなかユーザーインタビューができていない方もいるのではないでしょうか?そんな方に少しでも参考になれば幸いです。 プロジェクトの概要題に入る前に少し、私が所属している開発組織の状況を説明しておきます。開発組織全体で「使われない機能を出さない」というテーマに掲げている時期でした。後述するレポート内容を開発組織全体で発信し、自分たちはこのようにならないためにしっかり顧客に向き合おうと決心していました。そのため、どうしても要求整理などを丁寧

    BtoBプロダクトにおいて3週間で大量の仮説検証を回す方法|mizo
  • なぜ鬼は鬼殺隊に負けたのか?悪の組織の敗因を「組織デザイン」から分析してみる──『鬼滅の刃』『ダイの大冒険』『ドラゴンボール』|ミナベトモミ

    今回は少年漫画に登場する「悪の組織」を分析することを通して、組織デザインについて学んでいきたいと思います。以前、CULTIBASE Radioで配信し、noteにもまとめた「少年漫画から学ぶリーダーシップシリーズ」が大変好評だったので、その組織デザイン編も書いてみた次第です。 さて、多くの漫画において、「悪の組織」は最終的に主人公やそのチームの前に敗れ去ることになります。 もちろん、主人公たちが努力の末に大きく成長したことが、悪の組織を倒す原動力になっていることは間違いありません。しかしながら、要因はそれだけではないと思っています。 「悪の組織」敗北の要因として特に大きいのが、「組織デザインの失敗」だと僕は考えています。 そこで、この記事では『鬼滅の刃』『ダイの大冒険』『ドラゴンボール』という3つの名作漫画に登場する「悪の組織」の組織構造を紐解きながら、主人公たちに敗れることになってしまっ

    なぜ鬼は鬼殺隊に負けたのか?悪の組織の敗因を「組織デザイン」から分析してみる──『鬼滅の刃』『ダイの大冒険』『ドラゴンボール』|ミナベトモミ
  • チーム仲は悪くないのに「何となく一体感がない」時に試してもらいたい3つのこと|こがねん / 組織開発するマン

    こんにちは。こがねんです。ファッションテック企業で「組織開発」をしています。 「組織開発」とは何でしょう。これにはいろいろな定義がありますが、僕は「人の集まりが同じ目的に向かって協働するチームになるためのあれやこれやの働きかけ」くらいに考えています。 会社全体・特定部門・特定チーム・特定個人と、人・組織の課題はあらゆるレベルで起こります。その課題発見や解決を自分や自分のチームがリードして行ったり、他の人が行うのをサポートしたりする仕事。それが「組織開発」です。 そんな仕事をしている関係で、現場マネジャーからもよく人・組織に関する相談を受けます。先日も現場のマネジャーからこんな相談を受けました。 「チームの一体感が低下していて困っています。別に仲が悪いわけではないですが、リモートワークになった頃からメンバー同士の関わり合いが減ったこともあり、横のつながりが薄くなってしまったように思います。業

    チーム仲は悪くないのに「何となく一体感がない」時に試してもらいたい3つのこと|こがねん / 組織開発するマン
  • 世界変革の前夜は思ったより静か|深津 貴之 (fladdict)

    世界のルールが根的に変わってしまう… そういう展開は、マンガや映画ではよく起こる。それが現実でも起きそうだ。 あと数日(から数週間)で「トップレベルの画像生成AI」が、世界中にフリーで配布される。 イラスト、マンガはおろか3D CGや建築、動画、映像…果てはフェイクニュースからポルノまで…あらゆる創作に携わる全ての人を巻き込む、歴史的な転換点が訪れようとしている。 凄さ的には、悪魔の実がメルカリで買えるようになる。念能力トレーニング動画がYoutubeにアップされる。それぐらいヤバい。 メルカリで悪魔の実が買える世界では、誰もが能力者(一流とは限らない)になれる。そんな、漫画ゲームのラスボスが語るようなユートピアが、あと数日で現実になってしまうかもしれない。 Stable Diffusionで出力したドワーフの王様Stable Diffusionで出力したホビットのスタディ Stabl

    世界変革の前夜は思ったより静か|深津 貴之 (fladdict)
  • 本気でビジョンを実現しようとしたら、売上の8割が吹き飛んだ話|福吉潤 | キャンサースキャン代表取締役社長

    「すみません、この事業はできなくなりました」 私は各所に頭を下げてまわっていました。 これは、2016年のこと。 これまでやっていたメインの「研究事業」をやめたことで、2億円あった売上の8割が吹き飛びました。 メインの研究事業に携わり、研究をやりがいにしていた社員たちは辞めていきました。将来性を疑問視したいくつかの銀行からも「もうお金を貸せません」と言われてしまいました。 創業9年目にして、初めての赤字ーー。 当時の副社長は「もうつぶれたな」とまで思ったそうです。 なぜ私は、8割もの売上を占めていたメイン事業をやめる決断をしたのか? それは「創業時のビジョン」を気で実現させたいと思ったからでした。 今回は、そのことについて語ってみたいと思います。 ビジョンの実現か、目の前の売上か? 属人性か、スケールか? つねに経営につきまとう難しい問題です。 私がこれから語ることが、同じように迷ってい

    本気でビジョンを実現しようとしたら、売上の8割が吹き飛んだ話|福吉潤 | キャンサースキャン代表取締役社長
  • 社員30名のスタートアップが週イチで通常業務を禁止する理由|Shogo Abe

    こんにちは!ファンと共に時代を進める、Web3スタートアップのGaudiyでコーポレートサクセス(HR/PR)を担当している安部(@abe_motivator)です。 スタートアップは、常にリソースが枯渇しています。そのような状況下でも、ミッションの実現に向かって非連続的な成長をしていくために、どの企業も頭を悩ませているかと思います。 その解決策のひとつとして、Gaudiyでは毎週水曜を「通常業務をしない日」と規定する、その名も「EMPOWER-DAY(エンパワーデイ)」という新しい制度を今年の4月から取り入れました。 導入から約2ヶ月が経ち、一定の成果と課題も見えてきたので、このnoteでは制度の全容と実態をご紹介してみたいと思います。 人事の方はもちろん、スタートアップやベンチャー企業で働くすべての方々に参考になれば嬉しく思いますので、よければご一読ください! "アウトプット過多"

    社員30名のスタートアップが週イチで通常業務を禁止する理由|Shogo Abe
  • SaaSなのにほぼノーコードで2億円調達した話|Kotaro Harada | HQ

    今回は昨日発表されたCoral Capitalさん等からの資金調達におけるプロダクト開発の裏側を書こうと思います。特にソフトウェア領域での新規サービス立ち上げや起業を検討している方に参考になれば何よりです。 文の前提についてさて、題に入る前に今回の調達リリース記事にまつわる事実を列挙します。 リリースの内容はこちら 2021年3月: 株式会社HQ創業 2021年5月: kotaroがプロダクトマネージャーとしてジョイン(当時ソフトウェアエンジニアは0人) 2021年9月: トライアルでサービス提供開始 2021年11月: 正式ローンチ 2021年12月: 利用ユーザー200名突破 2022年3月: 利用ユーザーが5倍(1000名)に成長 2022年3月: Coral Capital等からプレシリーズAで約2億円を調達 まだまだ(x100)なのは大前提として、創業1年経過のスタートアップ

    SaaSなのにほぼノーコードで2億円調達した話|Kotaro Harada | HQ
  • UXリサーチ教材をプレゼント! プロによるユーザーインタビュー発話録の全文ダウンロード(無料)|storywriter

    この記事は UX Research Advent Calendar 2021 の 12月24日 の記事です。クリスマスイブ! 羽山はいま Think IT というエンジニア向けメディアで「UXデザインはじめの一歩 ー インタビュー技術を磨こう!」という連載をしています。UXデザインUXリサーチについて他にない貴重な情報をどんどん出している連載なのですが、なぜかびっくりするくらい話題になっておらず・・・。 先日に UX王子 こと安藤 昌也 先生とひさしぶりにお話しをする機会があったのですが、内容を紹介したところ「これはすごい! なんで話題になってないの!?」と驚かれました。 クリスマスイブのこの場をおかりして、今年にがんばったチャレンジを供養したいな・・・と思います。 ちょっとクリスマスプレゼント的な要素もあるので、ぜひお読みいただけるとうれしいです。あと、お役に立ちそうだったら、ぜひSN

    UXリサーチ教材をプレゼント! プロによるユーザーインタビュー発話録の全文ダウンロード(無料)|storywriter
    ks0222
    ks0222 2021/12/25
  • 超わかる!ユーザーエクスペリエンス(雑)|深津 貴之 (fladdict)

    社内メンバー全員が、ユーザーエクスペリエンスをざっくり理解するための資料。(注: 以下は、ざっくり最速で基礎知識を説明するものです。厳密な定義は、ちゃんとした資料をご覧ください)。 5秒でわかる雑なUXモデルまず「だいたいあってる、ざっくりした概念図」を出します。 美味しいすき焼きを、お箸でべて、ニッコリ「すき焼き(コンテンツ)を、お箸(インターフェース)で、べたら美味しかった(エクスペリエンス)!」 シンプルに示せば、UXとはこれだけです。(注)ここのコンテンツはモノ、サービス、概念なども含みます。 そして「よいエクスペリエンス(雑)」とは、「ユーザーの精神活動をポジティヴにしていくこと」の積み重ねです。 ユーザーの精神が、左から右にシフトしたら、だいたいよいエクスペリエンスもうちょっと広げると、生活や人生をいい感じにすることも含みます。肉体的な変化とか、スキルアップとか…専門家に細

    超わかる!ユーザーエクスペリエンス(雑)|深津 貴之 (fladdict)
    ks0222
    ks0222 2021/11/16
  • UXライターが解説する超実践的UXライティング入門|nao | UXライター / コピーライター | 著書『#秒で伝わる文章術』発売中

    はじめに 私は事業会社(楽天→スタートアップ)でUXライティングを専門としてプロダクトの開発に携わっています。しかし、事業会社で私のような専任のUXライターやコピーライターを雇用している企業は決して多くありません。 多くの場合、UXデザイナーやUIデザイナー、エンジニア、プロダクトマネージャー、マーケターなど、UXライティングに比較的近い立場の方が、自分自身でUIテキストを書かなければならない、というのが実情だと思います。 そうした状況で試行錯誤されている方に向けて、自分に何かできることがあるのではないかと思い、このnoteを書くことに決めましたら。私がUXライティングの知見をしっかりと整理して伝えれば、役に立つのかもしれないと。 このnoteでは、私なりの実践的なUXライティングの方法論を言語化します。あくまで私が実践しているものなので、考え方もやり方も違うし、こんなのUXライティングじ

    UXライターが解説する超実践的UXライティング入門|nao | UXライター / コピーライター | 著書『#秒で伝わる文章術』発売中
  • UX人材にビジュアルデザインは本当に必要?|TK - UXデザイナー in 🇺🇸

    こんにちは、アメリカでB2BプロダクトのUXリサーチをしているTKです🇺🇸 ----------- 「美大・芸大出身じゃないのですが、UXデザイナーになれますか?」 「デザインやったことないのですが、今からでもUXデザイナーを目指せますか?」 こういった質問をよく聞かれます。僕の答えは常にYesです。僕もビジュアルデザインはほぼできません。 ですが、「美大じゃないならそれなりの覚悟をしないとUXデザイナーとして成功できない」と言っている方もいるので今日は反論していきたいと思います😅 (お手柔らかにお願いします...) 1. UXスキルのカテゴリーUXにおいて、もちろん美大・芸大出身者の強みもあります。しかし、それはVisual Designであり、UXのほんの一面でしかありません。まず初めにThink Like a UX Researcherに載っているUXスキルマップを紹介します。

    UX人材にビジュアルデザインは本当に必要?|TK - UXデザイナー in 🇺🇸
  • ツール初心者の都庁職員がPowerBIで都政の構造改革を「見える化」してみた!|#シン・トセイ 都政の構造改革推進チーム(東京都 公式)

    ペーパーレス、はんこレス等のダッシュボードをまず見たい方はこちらからご確認ください。 「ペーパーレス」等の最新の進捗状況を「見える化」都は、先般「DX推進に向けた5つのレス徹底方針」を発表し、「ペーパーレス」「はんこレス」「キャッシュレス」「タッチレス」「FAXレス」の5つのレスについて、全庁を挙げて取り組むこととしています。(「5つのレス」に関する記事はこちら) 方針は作ったけど、その後、取組は進んでいるの?と思われる方もいらっしゃいますよね。そこで今回、都庁におけるコピー件数、FAX件数、はんこの廃止件数等について毎月の進捗状況が見えるダッシュボード(※)を作成、11月27日より公開しています。 ※ダッシュボードとは? 様々なデータを集計値や表、グラフなどを用いて「見える化」したもの。 今回は、Microsoft Power BIというツールを利用し、ペーパーレス、FAXレス、はんこレ

    ツール初心者の都庁職員がPowerBIで都政の構造改革を「見える化」してみた!|#シン・トセイ 都政の構造改革推進チーム(東京都 公式)
  • チームの多様性を殺す方法|安斎勇樹

    安斎が編集長を務めるウェブメディア「CULTIBASE」にて、注目の新連載『クリエイティブ組織の要諦』が始まりました。デザイナーやエンジニアなど、クリエイティブ職種の組織作りに取り組んでいる企業にインタビューし、組織デザイン/組織開発のヒントを探る連載企画です。 第1回目は世界的デザインコンサルティングファーム『IDEO』の組織デザインについて、IDEO Tokyo代表のダヴィデ・アニェッリさん、タレント・リードの杉浦絵里さんに伺いました。豪華!是非お読みください! SNSでも反響が多く、個人的にも興味深かったのは、組織の「多様性」に関する議論です。 杉浦:そもそも、多様性は目的ではありません。「違いに対する認識」が重要なので、「違う考えの人を採用しよう」というアプローチは違うかなと。既存の組織の中でも、全く同じ経験をしてきた人ばかりではないはずです。皆さん考え方も違うでしょうし、一人ひと

    チームの多様性を殺す方法|安斎勇樹
    ks0222
    ks0222 2021/01/09
    「「多様性が高いからクリエイティブ」なのではなく、本来的に人は「異なる」ので、その「違い」について深く理解し、それをポジティブに活かしあえる土壌をつくることが大切」
  • UIデザインのためのブックリスト(2020, 追記あり)|yoshi_design

    UXや認知科学のブックリストはおかげさまでかなり読まれていますが、そういえば「UIデザイン」のリストは作ってなかったなと思い至ってを探し始めました。手元のを並べてみると該当するはあまり多くなくて、関連する周辺の分野のものにも対象を広げることにしました。UIデザインと周辺分野との境界はハッキリと分かれるわけではないので、自分が作った他のブックリストとの重複があります。また、分野の明確な線引きはしていませんのでご了承ください。 UI(ユーザー・インタフェース)が関わる分野はかなり広いのですが、このリストでは主に、比較的新しい(と言ってもiPhone発表から10年以上経ちますが)「スマートフォン・アプリのUIデザイン」を念頭において選んでいます。パソコンのソフトウェアや情報システム、ウェブ(情報設計やウェブ・ユーザビリティーを含む)のインタフェース・デザインについては、すでに世の中に知見や

    UIデザインのためのブックリスト(2020, 追記あり)|yoshi_design
    ks0222
    ks0222 2020/11/06
  • オープンアクセス可能な人に関わるデザインの論文集へのリンク|shirasy

    更新:2020.10.16 人に関わるデザイン(ヒューマンインタフェース、人間中心デザインなど)の論文集および研究報告集へのリンクをまとめました。オープンアクセス可能な日国内の文献が対象です。 論文誌・ヒューマンインタフェース学会「ヒューマンインタフェース学会論文誌」(J-STAGE)

    オープンアクセス可能な人に関わるデザインの論文集へのリンク|shirasy
  • データは21世紀の石油ではなく、再生可能なユーザー体験の副産物である|Shunsuke Sagara

    ※この記事は、ブログリレー企画 #SaaSLovers 秋のブログ祭りへの6日目の寄稿です。 ベンチャーキャピタリストという職業柄(&Treasure Data出身というキャリア柄)、起業家や大手事業会社の方から「データを使ったビジネスを検討しているので意見が欲しい」という相談をもらうことがよくあります。 ただ、人によってはそもそもデータというものの特性や位置付けについての前提認識が違うように感じることも少なくなく、それを揃えておいた方が建設的/発展的な議論がしやすいなと思うこともしばしばなので、今日は「データとはどういったもので、どう向き合えば良いか」という基礎的なテーマについて私見を綴ってみたいと思います。 要旨(結論)はタイトルの通りです。 データが「21世紀の石油」と言われる所以この言説がいつ、誰によって誕生したかはわかりませんが(もしご存知の方いれば純粋に気になるので教えてくださ

    データは21世紀の石油ではなく、再生可能なユーザー体験の副産物である|Shunsuke Sagara
  • 僕はなぜトヨタの人事を3年で辞めたのか|髙木 一史

    2年前、ぼくは大好きだったトヨタの人事部を辞めた。 思い返せば、入社式で豊田章男社長がこんなことを言っていた。 「つらいと思ったら、まず3日。3日間は歯をいしばる。3日頑張れたら、次は3週間。さらにその次は3か月。そして、3年。3年は一生懸命がむしゃらに働きましょう」 トヨタでの3年間は決して「歯をいしばって耐える」ようなつらいだけのものではなかった。むしろ、たくさん鍛えてもらい、貴重な経験をさせていただいた先輩方を心から尊敬しているし、今でも仕事、プライベートを問わず関係を続けられるその懐の深さには感謝の気持ちしかない。 でもぼくは、結果だけ見ればトヨタを3年でやめた。 最初に書いておくが、ぼくはこの文章のなかで、トヨタを批判するつもりはまったくない。3年ぽっちで見えている部分なんて、ほんのごく一部に過ぎないし、そもそもぼくはトヨタのことが嫌いになって辞めたのではない。 ぼくは日

    僕はなぜトヨタの人事を3年で辞めたのか|髙木 一史
  • 「失敗から学ぶこと」の意義に、疑いをかけてみる|安斎勇樹

    あっという間に9月。会社の上半期(弊社は2月決算)を終え、激動だった半年間を振り返りながら、下半期のスタートを切ったところです。経営をしていると、目まぐるしい日々のなかで「今月は順調なのか?」「来月の見込みは?」「この意思決定は正しかったのか?」「いま当に取り組むべき課題は?」「ビジョンに向かっているか?」と、常にジャッジを問われます。ジャッジを誤ることもありますが(人間だもの)、その度に経営層、マネージャー、メンバー全員と「対話」をして、現実の認識を塗り替えながら、走るべき方向に微調整をかけ続ける日々です。 古くから言い伝えられていることわざには「失敗は成功のもと」「七転び八起き」「弘法にも筆の誤り」「怪我の功名」など「失敗から学ぼう」系のスローガンが多数あります。昨今のSNSの「一度失敗したらオワコン」な潮流を考えたら、失敗を学習機会とみなす考え方は、非常に尊い思想です。これらは、た

    「失敗から学ぶこと」の意義に、疑いをかけてみる|安斎勇樹
  • Slackによるカルチャー崩壊に、今後の組織が直面するコミュニケーションの本質を問う。|Kenji Tomita / 冨田憲二

    Slack化」が止まらない。 このグロースカーブのアニメーションのインパクトよりも革新的に、そして破壊的にあらゆる組織内のコミュニケーションが「効率化」「透明化」の免罪符と共に「Slack化」による侵によって劇的に進行している。 ユーザー体験としても、もはやSlackが存在しなかった世界の働き方を思い出せないし、それが無くても同じように「効率的」に仕事をする自信もない。 では、後戻りする必要は全くないのだろうか。 悪魔的な効率の代わりに、失ったものはないのだろうか。 後戻りできないとしたら、組織はこの「メディア」とどのように共存していくべきだろうか。 === 人類の物理的・空間的限界を圧倒的に突破する新たなプロダクトの出現を、我々は時に「発明」と呼んできた。電話、自動車、インターネット。そんな「発明」の光には必ず影がある。大切なのは、来であれば人類を正しい方向に前進させるはずの「発明

    Slackによるカルチャー崩壊に、今後の組織が直面するコミュニケーションの本質を問う。|Kenji Tomita / 冨田憲二