さすがにここまで膠着してしまうと、普天間の移転先探しということでは解決は図れないのではないでしょうか。アメリカではまだ「戦勝国」として「敗戦国」の日本を属国として独立権を認めないという認識を国際社会に示し続けるという恥ずかしいことを続けるのでしょうか。また、日本政府はいつになったら独立国家としてアメリカと対等に交渉をするという気持ちになってくれるのでしょうか。 もちろん、敗戦から立ち直るにあたってアメリカから受けた数々の恩義には最大限の努力で報うべきだと思うのですが、60年以上にわたって従属外交を続けてきたのですから、もうそろそろ借りは返したと考えても良い時期だろう、と私は感じています。 冷戦時代はとおの昔に終わり、日本にアメリカ軍が駐留しなくなれば、旧ソ連(ロシア)や中国、北朝鮮などがすぐにでも日本に攻め込んでくるなどという図式が成り立たなくなっていることは、もはや誰の目にも明らかです。