1、差動増幅器回路の考え方 Fig.1 よく使う差動増幅器の 基本回路構成 入力電圧の差分電圧ΔVinにより、Itail電流をQ1、Q2に振り分けますが、このi1とi2の差分を取り出した電流を今度はioutにシングルエンド変換する過程を考えましょう。 i3とi4はカレントミラー回路を構成しているのでi3≒i4となります。 また、Itail=i1+i2です。 基本的な動作を考えると、Vin1とVin2の電圧差によりi1とi2が変化し、i1=i3なのでカレントミラーにより、i1=i3=i4となるので、ioutはiout=i4-i2となります。入力の電圧差が±ioutとなり出力されます。この考え方が基本です。