私たちの目には、ろうそくの炎は赤く(又は黄色く)、ガスバーナーの炎は青く見えます。この違いは何故起こるのでしょうか。光は電磁波の一種であり、光を発生させるためにはエネルギーが必要であることがわかっています。 火炎の青い部分は燃料ガスと酸素が反応している反応帯です。赤い部分は、酸素と反応する前の熱せられた燃料ガスから遊離した炭素の集合です。 一般に炭素を多く含む物質ほど赤い光を発します。実はこの赤い部分は、遊離した炭素が輝いているために赤く見えます。本当はその外側に青い炎の部分があるのですが、赤い光が明るいために私たちの目にはほとんど見えません。この赤い部分は熱いうちに酸素の供給が十分あれば酸素と反応しますが、そうでない場合には燃え残ってすすとなります。 ガスバーナーの青い炎では、炭素とつりあいのとれた量の酸素が予め混合されているために、燃料ガスは速やかに酸素と反応します。そのため、赤く輝く