「ちきりんの“社会派”で行こう!」とは? はてなダイアリーの片隅でさまざまな話題をちょっと違った視点から扱う匿名ブロガー“ちきりん”さん。政治や経済から、社会、芸能まで鋭い分析眼で読み解く“ちきりんワールド”をご堪能ください。 ※本記事は、「Chikirinの日記」において、2009年2月15日に掲載されたエントリーを再構成したコラムです。 高度経済成長期から現在に至る社会の変化の1つに、“伝統的な共同体”の解体があります。村八分という言葉もあるように、地域が生活全般の共同体であった時代には、コミュニティの構成員間の結び付きは今とは比べものにならないくらい強いものでした。 共同で行う季節ごとの農作業はもちろん、町内会、自治会や消防団、老人会、祭りや信仰のためのコミュニティ、学校関係の子供会、親の会(PTA)など、多種多様な共同体が存在していました。 以前はこういった共同体への帰属はすべての