[シカゴ/ロンドン 5日 ロイター] – 中国政府がレアアース(希土類)の輸出規制を検討していることを受け、米国防総省は中国以外の調達先を模索している。同省高官は5日、東アフリカ、マラウイにあるMkango Resources <MKA.V>などと協議を始めたと明らかにした。 中国国家発展改革委員会(NDRC、発改委)は4日、レアアースに関する輸出規制の強化について検討すると明らかにした。「戦略資源」と位置付け、資源の保護や有効活用を目指すという。 中国のレアアース埋蔵量は世界全体の3分の1にすぎないが、米国はレアアースの輸入の8割を中国に頼っている。 国防総省の調達部門である国防補給庁(DLA)のジェイソン・ニエ氏はシカゴで開催された会合の合間に「中国以外の調達先を探している。多様化が必要だ。調達先をひとつだけにすることを避けたい」とコメントした。 今後の調達先候補としてブルンジのレイン