情報通信研究機構(NICT) 電磁波研究所は9日、リモートセンシング研究室 川村誠治主任研究員らの研究チームが、地上デジタル放送の電波(地デジ放送波)を使った水蒸気量推定手法の開発に成功したことを発表した。この成果は8日、米国の専門誌「Radio Science」に掲載された。 今回の成果は、地デジ放送波の伝搬時間の変化を高精度(ピコ秒精度; 10-12秒)に測定することで、水蒸気量を推定する手法を提案し、ソフトウェア無線の技術を使って開発した測定装置を用いて成功したもの。NICT電磁波研究所のリモートセンシング研究室のレーダ技術、電磁環境研究室の放送技術及び時空標準研究室の周波数同期技術など、研究分野の異なる技術を連携させることによって実現したという。 NICTは、ゲリラ豪雨など局所的での激しい気象現象に対する防災・減災を目指し、フェーズドアレイ気象レーダなど雨を観測する技術の研究開発を
国内外でドローン測量事業を展開するテラドローンは8日、建設・測量業者を対象とし土木測量に特化したトレーニング事業(OJT/セミナー)を開始したことを発表した。全国での実施に先駆け、当初は先進的な取り組みが進んでいる中部地方より実施する。 ICT活用による土木建設業界の生産性向上を目的として、国交省は「i-Construction」という取り組みを推進しており、その一環として土木現場でのドローン活用が進んでいる。その一方で、実際は多額の初期投資から導入を見送る、導入の過程でどういった機体やソフトを購入すればいいのか分からない、または購入したが自動航行やi-Constructionに準拠した測量の方法が分からないといった疑問を持つ業者が多いという。 そこで同社では、このような建設・測量業者を対象にドローンによる測量のトレーニングを開始。顧客の要望やレベルに合わせて、土木測量に特化したドローンの
イラク・アルビル(CNN) イラク軍が過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」から同国北部モスルの奪還作戦を進めるなか、ISISの戦闘員が同市に掘ったトンネルの中で、紀元前8世紀のアッシリア帝国時代のものとみられる遺物が発見されたことが9日までに分かった。 同市の考古学当局の責任者シュマリ氏によれば、預言者ヨナの神殿の下に掘られたトンネルで偶然、遺物を発見したという。 シュマリ氏によれば、こうした遺物などが神殿の下にあることは以前から知られていた。当局は1990年代と2004年、05年に発掘を行ったものの、リソース不足や治安上の問題から埋め戻されていた。 シュマリ氏は治安状況が許せば、こうした遺物をバグダッド博物館やモスル博物館といった安全な場所にすぐにでも移したいと語った。 しかし、トンネルは崩落などが起こりやすい状態で、遺物を移動させるのは危険だという。 ISISは2014
ドバイ(CNNMoney) 米スポーツ用品大手ナイキは8日までに、イスラム教徒の女性スポーツ選手が髪を覆うスカーフ「ヒジャブ」の代わりに着用できるヘッドウェアを発表した。 新商品の「ナイキ・プロ・ヒジャブ」は軽量ポリエステルの一枚仕立て。素材にごく小さい穴を開けることで通気性を持たせているが、透けて見えることはない。 ナイキによると、商品の開発には1年1カ月かかった。来年の春物シーズンに合わせて発売する予定だが、アラブ首長国連邦のフィギュアスケート選手、ザフラ・ラリさんがすでに試着している。 ラリさんは「試作品を見た時、わくわくしてちょっぴり感激しました」「今まで演技用にたくさんのヒジャブを試してきたけれど、私に合うものはほとんどなかった。でもこれを着けて回転してみたら、フィット感と軽さにびっくりしました」と話している。 ナイキは数週間前、中東地域で女性のスポーツ選手を描いたコマーシャルを
香港(CNNMoney) 銀行間のネットワークを運営する国際銀行間通信協会(SWIFT)は8日、北朝鮮の銀行3行からのアクセスを停止したと発表した。ベルギーに本部を置くSWIFTは1万1000を超える世界の金融機関をつなぐネットワークで、送金や貿易の決済で使われている。 北朝鮮の銀行3行は2013年および16年に国連の制裁対象に指定されていた。 米財務省は昨年、北朝鮮が資金洗浄(マネーロンダリング)の中継地になっているとし、米金融機関が北朝鮮の金融機関に代わってビジネスを行っている「フロント企業」と取引することを禁じた。 米財務省によれば、北朝鮮の金融機関は国際的な監視をほとんど受けずに業務を行っていた。不正な目的での送金も容易に行えたとみられる。北朝鮮政府は、核兵器や弾道ミサイルに関連した支払いを国営企業やフロント企業を通じて行っていたと批判されている。 3行が制裁対象になったにもかかわ
ロンドン(CNNMoney) 米商務省などは9日までに、携帯や通信機器などの中国企業「中興通訊(ZTE)」が北朝鮮やイランに対して米国が科している経済制裁の違反を認め、12億米ドル(約1370億円)の罰金を支払うことに合意したと発表した。 イランでは米国内で製造された機器を用いて通信ネットワークの構築をたくらみ、北朝鮮では輸出規制に抵触してルーターや半導体、サーバーなど安全保障上でも慎重な扱いを要する機器類を同国に283回にわたって輸出したとしている。同社は連邦裁判所で過失を認める陳述を行う見通し。 米政府当局者は、ZTEの最高幹部陣はイランでの事業活動を把握していたとみている。イランとの取引は2012年に一部報道で暴露されていた。米政府当局者によると、同社幹部はこの報道が出た後、イランでの活動を既に中止したと説明していたが、翌年内密に再開していたという。 ZTEは昨年、米国が同社に輸出規
[GDC 2017]AMDの技術者が語る,「Ryzenに向けた最適化のコツ」 ライター:米田 聡 AMDの新世代CPU「Ryzen」が発売となり,秋葉原のPCパーツショップでは,売れ行きも好調なようだ。価格対性能比に優れる点も,さまざまなテストで明らかになってきた。 ただ,Ryzenが,あらゆる点でIntelの競合製品を上回るというわけでもなく,4Gamerのレビューでも「メモリ周りの弱点があり,そこでは最適化が不足しているのではないか」という考察が出ている。 Ken Mitchell氏(Developer Technology Engineer,AMD) GDC 2017の4日めにAMDが行った講演「Optimizing for AMD Ryzen CPU」はまさに,Ryzenに向けたソフトウェア最適化に関するものだ。講演を担当したのは,AMDのエンジニアであるKen Mitchell(
PS4 Proで既存ソフトのパフォーマンスを引き出す「ブーストモード」も。PS4システムソフトウェア バージョン4.50“SASUKE”は本日より配信 編集部:Gueed ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア(以下,SIEJA)は,PlayStation 4に向けたシステムソフトウェア バージョン4.50“SASUKE(サスケ)”(以下,Ver.4.50)の配信を,本日(2017年3月9日)開始すると発表した。配信時間は未定。 既報のとおりVer.4.50では,外付けHDDをPS4の拡張ストレージとしてフォーマットすることで,アプリケーションのインストールや,PS4本体ストレージから外付けHDDへのアプリケーションの移動ができるなどの機能が追加される。 さら発表時点では公開されなかった機能として,PlayStation 4 Proで「ブーストモード」を設定できるというも
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