中国人民解放軍の新疆軍区当局は11日、駐新疆陸軍部隊の兵士に対してスマートフォン向けゲーム「王者栄耀」のプレイを全面禁止すると発表した。軍機関紙「解放軍報」は8月、兵士らが携帯ゲームに熱中するあまり、戦闘力に悪影響を与えたと指摘した。専門家は、軍内規律の悪化は上層部の腐敗と関係するとの見解を示した。 禁止令によると、同ゲームは軍区内で最も人気のある携帯ゲームだという。軍区当局は「いつでも、どこでもプレイできるから、若い兵士が夢中になりすぎ、ゲームから抜け出せない」と非難されている。 「王者栄耀」は中国ネットサービス大手騰訊控股(テンセント・ホールディングス)が開発した対戦型ゲームで、国内で1日約8000万人がプレイしている。中国共産党機関紙も7月、「負のエネルギーを拡散している」と痛烈に批判した。 人民解放軍機関紙が8月に掲載した評論記事は、一部の士官はゲームに没頭するあまり、すでに訓練や
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