画面を複数の領域に小分けにするだけで数量判断が効率的になることを、東京大学のグループが発見した。 本研究では、画面に表示される円形の数え上げ課題(円形の数をなるべく早くかつ正確に答える)、短時間表示される円形の数推定課題(限られた短い時間で円形の数をなるべく正確に見積もる)において、画面内に区切り枠を加えると数量判断の成績がどのように変わるかを検討した。 その結果、数え上げ、数推定課題のいずれでも、特に円形の数が数十個となる場合に、区切り枠の存在によって数量判断の成績が上昇した。これは、数量判断の課題とは本来無関係な区切り枠の存在によって、数量判断が効率的になることを示している。つまり、人間が、たとえ無関係な情報であっても無意識に利用して、効率的な数量判断につなげる能力を持つことが示唆された。 本研究成果は、効率性を向上させる方法という新しい切り口で数量判断について検討したものであり、数量
![物の存在領域を小分けにすると、全体の数量把握が劇的に改善 東京大学 | 大学ジャーナルオンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/383471a8545c74e63db7cd221716d8f368c87de9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Funiv-journal.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2018%2F11%2Fpixta_15445695_S.jpg)