中国当局が南米アルゼンチンのパタゴニア地方ネウケン州に、海外で初めて建設した宇宙探査研究センターについて、地元住民や米国などが強い懸念を示している。ロイター通信は1月30日、同センターは中国軍が管轄している宇宙基地だと報じた。 ロイター通信は、地元住民数十人やアルゼンチン前政権と現政権の政府関係者、米政府関係者、天文学者などへの取材で、同センターは中国軍の軍事施設である可能性が高いと強い懸念を抱いているという。 センターは、高さ16階建てビルに相当する直径35メートルの巨大アンテナを構える。中国当局は当初、宇宙探査研究センターは有人月面着陸や火星探査の目的に使用され、自由に見学できる宇宙科学施設を造るとした。しかし完成後、施設の立ち入りは限定されている。 国際法に詳しい専門家は、50年間無税で借用されている敷地面積200ヘクタールの中国の宇宙センターは、外国公館のように治外法権となっており
![アルゼンチンの中国宇宙探査センター「中国軍が運営」米国も憂慮](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0ad8c617cf29b9777ae9476e41a98649e88b5c5e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg.epochtimes.jp%2Fi%2F2019%2F02%2F04%2Ft_yvlx4knixabrqg3rowz8.jpg)