低インフレと利回り低下が長期化する「日本化」の波は既に欧州を飲み込んだが、米国まで到達する可能性がある。 「日本化」は今年の主流となり、利回りがマイナスの債券は記録的な規模に達した。欧州の量的緩和(QE)と低金利政策は、銀行の利益と退職者の貯蓄を犠牲にして、域内の債券に高いリターンをもたらした。状況は日本の失われた10年を想起させる。 米国でも、「普通のリセッション(景気後退)」に陥るだけで債券利回りはゼロになるかもしれないと、JPモルガン・チェースの長期投資戦略担当の上級顧問、ジャン・ロイズ氏は指摘した。
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