(CNN) ハリス駐韓米大使の口ひげを巡り、韓国のソーシャルメディアユーザーや匿名のネット市民から激しい批判が上がっている。 ハリス氏は16日、外国人記者団に対し、自身の口ひげが「ある理由である種の強い興味の的になっている」と説明。ソーシャルメディアを見れば至る所に口ひげへの言及があると指摘した。 それだけを見れば、ほとんどばかばかしい批判だ。ただの小さな一区画の毛に過ぎない。 だが、ハリス氏の口ひげは大使自身を越えた話へと発展している。背景にあるのは、日本による植民地統治の歴史に対していまだ残る生々しい感情、同質的な韓国社会に根付く人種差別的な見方、従来の4倍を要求される在韓米軍駐留経費の交渉で米韓同盟の将来に亀裂が入りつつあることだ。 批判の主な点は、口ひげを生やしたハリス氏が朝鮮半島統治に当たった占領期の日本人指導者に似ているというもの。日本では戦時中、東条英機や昭和天皇をはじめ口ひ