Windows 10でサポートされたローレベルグラフィックAPI「DirectX 12」は、種類の異なる複数のGPUを混合して使う「Explicit Multi Adapter(EMA)」機能をサポートしています。これによってDirectX 12環境下では、NVIDIAのGeForceとAMDのRadeonを組み合わせてパフォーマンスを向上させる夢のコラボが実現するということで、高いパフォーマンスを求めるゲーマーだけでなく、余っているグラフィックボードを補助的に利用できるという点で多くのユーザーにメリットとなり得ます。そんなEMAを使った夢のコラボによるベンチマーク結果が続々と出そろい、予想通りの結果&意外な結果が明らかになっています。 AMD+NVIDIA Multi-GPU DirectX12 Benchmark: R9 390X + GTX 970 in 'SLIFire' | Ga
[SIGGRAPH ASIA]モバイル機器でのレイトレーシング実現も近い? 狭メモリ帯域に対応してメモリアクセスを減らしたレイトレ手法とは 編集部:aueki 兵庫県・神戸コンベンションセンターで開催されている「SIGGRAPH ASIA 2015」の講演から,フィンランドのタンペレ工科大学のTimo Viitanen氏による「MergeTree:a HLBVH Constructor for Mobile Systems」と題した,モバイル機器でレイトレーシングを実現するための講演を紹介してみたい。 演題を見ても何関係の話題か分かる人のほうが珍しいと思うので少し説明しておこう。HLBVHとはHierarchical LBVHの略であり,LBVHというのがさらにLinear BVHの略で,BVHがBounding Volume Hierarchiesの略なので,HLBVHは“Hierarc
パソコンで高速に画像を処理したいなら、高性能なGPUを選ぶ。これはある程度知識のあるユーザーの間では常識だろう。 しかし、一口にGPUといっても、3Dゲームを高性能に楽しむのと、写真や動画の処理、あるいは3Dアニメの制作を高速化するのでは、求められるスペックが多少異なる。 最近ではCPU内蔵のGPUも高性能化が進んでおり、ノートはもちろんデスクトップでもビデオカード(あるいはディスクリートのGPU)を追加せず使っているユーザーが多いかもしれない。しかし、やはり対応したアプリで本格的な作業をこなすとなると、用途に合ったGPUを選択する効果は大きい。 特にAdobeやAutodeskの製品など、クリエーター向けのアプリケーションを中心に動かすのであれば、Quadroシリーズの選択は検討に値する。ここではクリエイター、そしてプロの現場になぜQuadroシリーズが必要なのかを見ていこう。 使うソフ
[GTC 2014]NVIDIAの次世代GPUは2016年の「Pascal」。3次元メモリ技術で帯域幅は1TB/sに 編集部:佐々山薫郁 北米時間2014年3月25日,NVIDIA主催のGPUコンピューティング開発者会議「GPU Technology Conference」で,同社の総帥であるJen-Hsun Huang氏は,Maxwellに続く次世代GPU「Pascal」(パスカル,開発コードネーム)の存在を明らかにした。2016年の市場投入予定となっている。 Pascal搭載モジュールを掲げるJen-Hsun Huang氏(Co-Founder and CEO, NVIDIA)。ちなみにPascalは,17世紀フランスの哲学者にして物理学者で,「パスカルの定理」などで知られるBlaise Pascal(ブレイズ・パスカル)にちなんでいる Pascalは,PCI Express 3.0比
[GDC 2014]PowerVRがついにリアルタイムレイトレーシングエンジンを統合。ゲームグラフィックスはハイブリッド時代へ ライター:西川善司 Imaginationのブースで,実動デモを食い入るように見る来場者達 2014年3月19日の記事でお伝えしたとおり,組み込み機器向けグラフィックスIPの大手であるImagination Technologies(以下,Imagination)は,北米時間3月17〜21日に開催されたGDC 2014で,新しいGPUコアIP「PowerVR Wizard」を発表した。製品型番は「PowerVR GR6500」だ。 展示会場となる「Expo」ではプロトタイプとなるテストシリコンによる実動デモが行われ,来場者の注目を集めていた。 PowerVR Wizardの目玉は,レイトレーシングユニット(Ray Tracing Unit,以下 RTU)の搭載であ
[GDC 2014]ゲーム開発者の取り込みを狙うIntel,統合型グラフィックス機能の性能を引き出す最適化セッションを実施 ライター:米田 聡 北米時間3月17日から21日まで開かれたGame Developers Conference 2014(以下,GDC 2014)で,Intelは,ゲーム開発者や報道関係者に向けて積極的なアピールを行った。そのうち,デスクトップPCやAndroid端末,そして3Dカメラを活用したナチュラルUI「Intel RealSense Technology」の話題は,それぞれレポートを掲載済みだ。 今回は,IntelがGDC 2014で実施したスポンサーセッションの中から,ここまで取り上げていない「ゲーム開発と関わりの深いグラフィックス関連のセッション」を3つ紹介し,そこでIntelが何を訴えていたのかをレポートしたい。 統合型グラフィックスで性能を引き出す最
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く