Auroraチャンネルの廃止 4月1日だがエイプリルフールのウソ記事ではない。Mozilla Corp.でFirefox release management leadを務めるSylvestre Ledru氏は、米国時間の2017年3月31日、Firefox 54を最後にAuroraチャンネル(Developer Edition)を廃止する旨を明らかにした(Project Dawn or the end of Aurora)。Mozillaは2月のFOSDEM 2017で、Nightlyの品質が十分ならAuroraは不要になるとアピールしていたが、筆者の予想を超えた早さで実現する運びとなった。 Auroraチャンネルの廃止に伴い、そのままだと製品版のリリースが前倒しになるため、Firefox Nightly 55の開発サイクルを通常の2サイクル分とすることで調整を図る。具体的には、2017
Firefox 50は、当初2016年11月8日(米国時間)に予定されていたリリースが、11月15日に延期されている。リリース直前に大きめの修正(Bug 1309350、Bug 1309351)を入れたので、様子を見る必要があったというのが、延期の理由だ。 この修正により、Add-on SDKベースの拡張機能やモジュールローダを使用する拡張機能について、パフォーマンスが改善される。つまり拡張機能を積んだ環境の多くで、起動時を中心にFirefoxの処理がスピードアップする。そのうえ拡張機能を入れていなくても若干起動が早くなったとか、多数の拡張機能を入れている場合にシャットダウンが大幅に早くなったといった話もある。 MozillaがFirefox 50のリリースを遅らせてまで拡張機能を入れたときのパフォーマンスを引き上げようとしたのはなぜか。それは、Mozillaが最近Test Pilotとい
次世代のWebエンジンを構築 Mozillaが最近発表したQuantumプロジェクトは、Firefoxのエンジン部分にあたるGeckoを次世代のWebエンジンへと進化させ、パフォーマンスの飛躍的進歩(quantum leap:直訳は量子跳躍)をもたらす*1。Mozilla Corp.でHead of Platform Engineeringを務めるDavid Bryant氏が"A Quantum Leap for the Web"(和訳)と題する記事でそう発表し、かなりの反響を呼んだ。日本でもIT関係のメディアで多数取り上げられており、目にされた方も多いだろう。 Quantumプロジェクトの進展に伴い、GeckoにはServoの成果が取り込まれていく。ServoはMozillaが2012年ころから開発してきたブラウザエンジンの試作品であり、Rust言語によって構築されている。必然的に、Ge
Firefox 49では、既存のコンテンツとの互換性を高めるため、-webkit-のベンダープレフィックス(以下「webkit接頭辞」)がついたCSSプロパティや属性を多数サポートしている。layout.css.prefixes.webkitが初期設定で有効化される(Bug 1259345)ことによるもので、ベータ版リリースノートには掲載されていないが、Chrome・Safariを基準に作成されたコンテンツの表示精度が向上するため、一般ユーザーにとっても重要な変更といえるだろう。 サポート対象となる具体的なプロパティや属性については、MDNのFirefox 49 for developersにまとめられている*1。が、初期設定で無効のものが混じっているなど若干煩雑なので、改めて整理しつつ列挙しておこう。 -webkit接頭辞がついていても動作するプロパティ -webkit-align-it
MozillaがFirefoxの実験的機能をテストするFirefox Test Pilotに、404エラーをなくすという「No More 404s」が追加された(Firefox Test Pilot、 The Vergeの記事、 The Registerの記事)。 この機能はWebサイトから404エラーが返されたときにInternet ArchiveのWayback Machineに保存されたバージョンのページを表示するというもの。ただし、Wayback Machineに元のページが保存されていなかった場合や、自動的に別のページへリダイレクトされた場合、404以外のエラーが返された場合には機能しない。そのため、Webサイト自体がなくなってしまった場合にもNo More 404sは使用できない。 No More 404sを使用するには、FirefoxでFirefox Test PilotのW
[この記事は米国 Mozilla Future Releases ブログの記事 “What’s Next for Multi-process Firefox” の抄訳です。] Electrolysis とは Firefox のプロセスを複数に分割することによりブラウザのレスポンス性、安定性、そしてセキュリティを向上させる Mozilla のプロジェクトのコードネームです。この取り組みの最初のフェーズは、 Firefox のプロセスを UI の処理とコンテンツの処理とへの分離です。 このマルチプロセス化を可能にするアーキテクチャの第1段階が、Firefox 48 を利用している一部ユーザに今週から提供されます。これは Firefox 史上最大の変更でもあるため、ゆっくりと行う必要があります。 Firefox 48 では、テスト段階で正常な動作が確認されているユーザクラスを対象にし、その中の
Firefoxによる明らかな改悪 FirefoxがAdd-onについて仕様を変更しました。 「より安全なアドオン体験を提供するため、拡張機能に署名を導入します」とのことです。 インストールにはaddons.mozilla.org (AMO)による署名が必要になりました。これからはAMOによって事前に認証されたAdd-onしかFirefoxにインストールできません。 具体的な署名の方法は「アドオン/拡張機能への署名」で解説されています。 この変更には、大きな問題点が2点あります。 プライベートなAdd-onが利用できなくなる インストールにはMozillaによる署名が必須になります。そのためプライベートなAdd-onであってもAMOで登録する必要があります。 公開が前提でないAdd-onはAMOへの登録時に「非公開」を選ぶことができます。(ADD-ONSで検索しても一般ユーザーには表示されな
[ この記事は、米国 Mozilla Blog に投稿された記事 "Exciting Improvements Delivered Today in Firefox for Desktop and Android" の抄訳です ] 本日は、マルチプロセス化された Firefox が一般のユーザー向けに初めて届けられる記念すべき日です。これはデスクトップ版 Firefox にとって、大きな前進です。この更新により Firefox の素晴らしい機能や体験はそのままに、フリーズのリスクが減り、ユーザーのインプットに対する反応も良くなります。 Firefox 48 では、一般ユーザーに向けて、少しずつマルチプロセス Firefox (Electrolysis や e10s という名前で知られています) を有効化させていきます。まずは全ユーザの 1 % から始め、問題がなければ徐々に全体の半分ほどに
アドオンをインストールした環境は対象外 Firefox 48リリース版では、ついにマルチプロセス機能(e10s)の有効化が開始される。ただし一部環境では、という留保つきだ。有効化された環境では、Webページを閲覧中にクラッシュやハングが発生しても本体が巻き添えにならないので、安定性が向上する。 対象にならない環境を挙げておくと、まずは近々サポート対象外となるOS X 10.6/10.7/10.8のほか、クラッシュ率上昇の問題を抱えるWindows XP(Bug 1275039)はまるまる除かれる。また、アドオンをインストールしている場合も対象外となり(Bug 1250744)、e10sが有効の状態でアドオンをインストールすると、Firefoxの再起動によりe10sが無効になる(Bug 1232274)。さらに、アクセシビリティツールが動作している場合(Bug 1198459、Bug 126
Firebugは2006年から開発が続けられているWeb開発者向けツールで、「あなたはあらゆるWebページのCSS、HTML、及びJavaScriptをリアルタイムに編集、デバッグ、またはモニタすることが出来ます。」というのがうたい文句だ。Firefoxの拡張機能の中で最も有名なものの1つであり、現在でも200万人を超すユーザーがいる。開発チームのリーダーであるJan Odvarko氏はMozilla Corporationに在籍しているし、かつてはFirebugの動作に支障が出ることが、Firefox正式版のリリースを止めるバグ(Blockerバグ)にカウントされていたこともある。別格のアドオンといえるだろう。 そのFirebugが、Firefox 49で本体に統合される。公式ブログの記事"Unifying Firebug & Firefox DevTools"で説明されているとおり、F
FirefoxはSQLiteというデータベース管理システムを用いて履歴とブックマークを管理しており、このデータベースのことをPlacesと呼ぶ。具体的にはplaces.sqliteというファイルだ。places.sqliteの肥大化と断片化はFirefoxのパフォーマンスを低下させるおそれがあるため、Firefox 3.6以降、データベースの断片化割合を推測しながら30日から60日に1回、アイドル時にVACUUM処理が行われる仕様となっている(Bug 512854)。places.sqlite内の項目が削除されて生じた空きレコードは、VACUUM処理によって解消され、それによって初めてファイルが圧縮されることになる。 ここまでは前提のおさらいだが、そうした知識があるかは別にして、要するにVACUUMすればFirefox本体の動作が軽くなると考えて、手動でこれを行うべく拡張機能を導入するユー
auから過去に販売が行われた、日本初でFirefox OSをキャリアから販売した実績となった「Fx0 LGL25」コードネーム「madai」だが、皆さんご存知の通り販売状況は芳しくなかったようだ。 私自身過去に”ギーク向け”と言う言葉を信じ、喜んで買った1人なのだが、私が考えていた”ギーク”とauが考えていた”ギーク”に乖離があったようで、私が望んでいたような製品ではなかった印象を覚えている。 そんな「Fx0 LGL25」、日本では全く”投げ売り”と言った動向は無く、一部ではまだディスプレイされているものの、多くの販売店では自然消滅と言った形で姿を消している。 それによる在庫はいったいどこへ消えたのか謎だったのだが、最近海外にてこのような製品が販売されている。 LG FX0 16GB Factory Unlocked GSM FireFox OS Quad-Core Smartphone
Starlight Loading is a set of Firefox / Chrome Add-on and Javascript Component. For Firefox / Chrome User You can see a starry loading screen whenever you open a website by installing this Add-on. Install Firefox Add-on Install Chrome Add-on This add-on may change the original behavior of sites. I cannot be responsible for any trouble caused by using this add-on.
Enterpreneur, Thinker, Agilist, Technology enthusiast, Computer programmer, I.T. security expert and FOSS supporter. Tor Browser The ability to privately communicate through the internet is very important for dissidents living under authoritary regimes, activists and basically everyone concerned about internet privacy. While the TOR network itself provides a good level of privacy, making difficult
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