歴史小説を書いていて思うのが「メジャー(有名・人気)な歴史か・そうでないかで、資料の調べやすさが雲泥の差だ」ということです。 たとえば西洋史ひとつ取っても、有名で人気のある「イギリス史」「フランス史」に比べ、いまいちメジャーとは言えない「ポルトガル史」は、資料を入手するだけでも至難の業です。 メジャーな歴史なら、そもそもの資料の量も多いですし、次々に新しい文献が出版されます。 しかしマイナーな歴史だと、そもそもの資料が少ない上、その資料も既に絶版になって再版されていないことも多いのです。 あるいは、マイナーな資料は、あったとしても、かなり専門的でページ数が多く、それゆえビックリするほど高価だったりするのです。 (絶版本だったりすると、古本でさえプレミアがついて、とんでない価格になっていることがあります。) そのため、自分も「資料の存在は突き止めたのに、どこにも在庫が無い」ということで入手で
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