物心ついた時から読書好きだった自分は、ごく自然に「いつか小説を書くようになったら、こんなペンネームを名乗るんだ」というのを考えていました。 当時読んでいた物語の作家さんたちは、皆、素敵なペンネームを使っていらっしゃって「いつか自分も、こんな名前を…」と憧れていたのです。 …ところがどっこい、いざ大人になって小説を書き始め「じゃあネットにでもUPするか…」となった今のこの時代… 周りを見渡せば、「作家っぽい」どころか、「それ、完全にネタだよね?」なペンネームが溢れているではありませんか…。 こんな中で「学生時代から憧れていた素敵ペンネーム」を出せば、かなり浮いてしまうのではないかと、心配でした。 …というか、フルネームそろったペンネーム自体が少ないので、下手をすると「本名だと勘違いされてしまうのでは…?」という不安もありました。 しかし、そんな「時代の流れ」に負けて、自分の憧れや夢を諦めてし