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2022年6月20日のブックマーク (2件)

  • 「小説より奇なり」な史実を、素材を活かして調理する|津籠睦月

    「世界史」を知るために「歴史もの」を書こうと思い立った時、「歴史ファンタジー」や「IFストーリー」でお茶を濁すという選択肢もありました。 (なにせ、世界史初心者(←高校時は日史選択)ですから。) しかし、「世界史を学ぶため」という目的を考えれば、ガッツリとリアルな史実に取り組んだ方が「ためになる」に決まっています。 …というわけで、歴史短編オムニバス「恋愛群像ヒストリカ」は、「作者が好きにストーリーを作る」というよりは「史実を調べて、そこから物語を浮かび上がらせる」という手法をとっています。 史実という「縛り」がある以上、主人公の人生の結末は既に決まってしまっていますし、「メリハリが足らないから、ここでもう一波乱入れよう」などといったこともできません。 一見、とても不自由な創作に見えるかも知れませんが… 実はこれがなかなか、刺激的で面白かったりするのです。 何が面白いのかと言うと…ズバリ

    「小説より奇なり」な史実を、素材を活かして調理する|津籠睦月
  • この世界に魅力を感じない俺に、進路の選び方を教えてくれ

    思えば俺の憧(あこが)れてきたものは、どれもこれも、この世界には存在しないものばかりだ。 ヒーロー、人型ロボットのパイロット、モンスター使い、大賢者……。 憧れてもどうにもならないものにばかり、夢中になってきた。 物語世界の職業に比べたら、現実世界の職業は、どれもこれもぱっとしない。 むしろ、ネガティブなイメージしかない。 過労、社畜、ブラック企業……世間に溢(あふ)れるワードからは、嫌な未来しか想像できない。 こんな絶望的な社会の中で“なりたい(・・・・)職業”も何も無いものだ。 バイト面接の履歴書を書いた時、“志望動機”という欄(らん)で、一度手が止まった。 結局、「バイトの目的に、そんな高尚(こうしょう)な理由なんてあるわけないだろう」と、正直に「趣味に使う金が欲しいため」と書いた。 特にそれを指摘されることもなく、面接は無事に通ったが……バイトならともかく、就職活動という“番”で

    この世界に魅力を感じない俺に、進路の選び方を教えてくれ