2017年6月に開催されたAppleの技術者向けイベント「WWDC2017」でひときわ注目を集めたのが「ARKit(エーアールキット)」と呼ばれる開発キットの発表だった。超絶に複雑で長大に時間がかかっていたAR(Augmented Reality:拡張現実)コンテンツの制作を、誰もが開発できるプログラミング環境に変えてくれたのがこのARKitなのだ。ARアプリをつくるための便利な道具が詰まったツールボックスと言ってもいいだろう。 ARKitはAppleが提供するAR用アプリの開発プラットフォームだから、iOSにはバッチリ対応するうえに、開発者は利用にあたって追加のコストがかからない。ハードウエア上での動作検証が簡単で、しかも無料だ。確かに、こんな話なら世界から注目が集まるわけだ。 まずは百聞は一見にしかず。WWDC2017で発表された、このARKitを使って開発されたARゲームを見てほしい