MLで教えてもらって、標題の番組の再放送を見た。 最後のナレーションが、完全に「他人事」という感じに聞こえたのが気に入らなかったが、全体としては、とてもよく取材されていて、韓国の社会の事情をきちんと伝えていたと思う。 朝鮮半島がずっと分断状態にあるということ、今も軍事的には休戦状態であり、韓国の人たちは戦争の脅威を日常的に感じているということなどが、あらためて思い起こされた。ぼくも韓国には何度も行ってるし、韓国人の友人も多いが、そういうことは忘れがちである。 宥和政策に批判的な人たちと、支持する人たち、どちらも激しく主張し、ぶつかりあう。その姿が、あの国の人たちが背負ってきた苦悩を表わしているようにも見える。 軍事独裁時代の「反共教育」の様子というのも、話にはよく聞くが、実際に映像で見たのは初めてだった。やりきれない悲惨な歴史だが、もはや「他人事」ではない。 またとくに、お父さんが拉致され