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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/maedatakayuki_1943 (17)

  • 「OPECの暗雲:減産に同調しないロシア」(下) - 石油と中東

    (注)稿はHP「石油と中東」に上下一括掲載されています。 2.タナボタのロシア OPEC総会の二日後、ロイター通信モスクワ支局から一つのニュースが流れた。ニュースのタイトルは「増産についてロシアはOPECに謝罪(apologies)の必要は無い」と言う刺激的なものであり、OPECが生産制限を続ける中で、同国の8月の月間平均生産量は史上最高の997万B/Dに達したことを伝えた。そこにはセルゲイ・シュマトコ石油相の「わが国はOPECに何ら義務は負っていないし、何の約束をしたこともない」と言う談話が添えられていた。 確かにOPECメンバーではないロシアは生産削減に同調する必要は無い。しかしロシアは昨年12月及び今年3月のOPEC総会にオブザーバーとして参加しており、原油価格引き上げのために同じ生産者としてOPECが苦闘している様子を見ている。と同時にこれまでのロシアの言動を振り返ると、減産に対

    「OPECの暗雲:減産に同調しないロシア」(下) - 石油と中東
  • OPECの暗雲:減産に同調しないロシア(上) - 石油と中東

    (注)稿はHP「石油と中東」に上下一括掲載されています。 9月9日、オーストリアのウィーンで第154回OPEC総会が開かれ、昨年12月総会で決議された生産枠を維持することとなった。8月以降WTI原油価格は60ドル台後半、時として70ドルを超える状況にあり、OPEC加盟国はこの価格水準にほぼ満足している。一方需要は米国、中国で景気回復の兆しが見られるものの、その他の欧米、日、アジア新興工業国などは依然不透明である。 原油を減産するべきか、はたまた増産するべきか、OPEC加盟国に迷いが見られた結果が今回の現状維持の決定に至ったと考えられる。一方、そのようなOPECを尻目にロシアは大幅な増産を行なっており、今やサウジアラビアを上回る世界一の生産量を誇っている。ロシアはこれまでOPEC総会にオブザーバーとして出席し、少なくともOPECの決定を尊重する姿勢を示していたが、今では自国の増産について

    OPECの暗雲:減産に同調しないロシア(上) - 石油と中東
  • 拡大を続けるLNG貿易(2) - 石油と中東

    (第2回)LNGの輸出 天然ガスを液化しLNGとして最初に輸出したのはアルジェリアであり、1964年のフランス向けであった。その後、LNG輸出はインドネシア、マレーシアなどによる対日輸出を中心に徐々に広がりを見せ、1997年にカタールが日向け輸出を開始して以降格化していった。 1997年当時のLNG輸出国は上に挙げたアルジェリア、インドネシア、マレーシア、カタールのほかオーストラリア、ブルネイ、UAE、リビア及び米国(アラスカ)の9カ国であった。この年の年間輸出量は全世界で1,113億立方メートル(立方米)であり、インドネシアが357億立方米と最も多かった(以下数値はすべてBP統計による)。これに続くのがアルジェリア(243億立方米)及びマレーシア(201億立方米)であり、この3カ国だけで全世界の輸出の72%に達する。残る6カ国の輸出量は、オーストラリア(年間98億立方米、輸出シェア8

    拡大を続けるLNG貿易(2) - 石油と中東
  • 拡大を続けるLNG貿易(1) - 石油と中東

    (第1回)LNG(液化天然ガス)貿易の歴史 去る2月18日、日の麻生首相及びロシアのメドベージェフ大統領が出席してサハリン南端のプリゴロドノエ港で「サハリン2」LNGプロジェクトの完成式が挙行された。そして3月29日に第一船が同港を出港、4月6日には千葉県袖ヶ浦のLNG受入基地に到着した。ロシア産のLNGは東京電力の火力発電用燃料及び東京ガスの都市ガス原料として今後年間約5百万トンが輸入されるが、これは日の全輸入量の7%に相当する。ちなみにサハリン2プロジェクトの操業会社「サハリン・エナジー社」はロシアのガスプロム50%(+1株)、英シェル社27.5%(-1株)のほか日の三井物産(12.5%)及び三菱商事(10%)も株主となっている。 ロシアは世界最大の天然ガス埋蔵量を誇るとともに、その輸出量も世界一である 。しかしこれまで同国はパイプラインによるヨーロッパ向けの輸出のみであり、LN

    拡大を続けるLNG貿易(1) - 石油と中東
  • ExxonMobilの2008年度業績の分析(3) - 石油と中東

    (注)レポートはHP「中東と石油」の「B10 ExxonMobil社の2008年業績分析」に一括全文掲載されています。 3.探鉱及び設備投資の分析:6割を占める海外上流部門への投資 ExxonMobil社の2008年の資及び探鉱支出(Capital and Exploration Expenditures)は、総額26,143百万ドルであった。これは07年の20,853百万ドルに比べ25.4%増であり、同社が活発な投資活動を行なっていることを示している。 部門別に見ると、上流部門の投資額は19,734百万ドルで、下流部門の3,529百万ドル、化学部門の2,819百万ドルに比べて圧倒的に多く、投資額全体の4分の3を占めている。なお化学部門の投資額は全体の11%に過ぎないが、対前年比では1.5倍に増えており、上流・下流両部門に比べ増加率が大きい。 また地域別に見ると米国内の投資は全体の21

    ExxonMobilの2008年度業績の分析(3) - 石油と中東
  • ExxonMobilの2008年度業績の分析(2) - 石油と中東

    (注)レポートはHP「中東と石油」の「B10 ExxonMobil社の2008年業績分析」に一括全文掲載されています。 2. 生産と販売量の分析:バランスの取れた地域別石油生産量 ExxonMobil社の2008年の生産量(一日あたり)は、石油(天然ガソリン等を含む)2,405千バレル(以下kbd)、天然ガス9,095千立方フィート(以下mcfd)であった。石油と天然ガスの合計生産量は石油換算(6mcf=1mバレル)で3,921kbdであり、その比率は石油61%、天然ガス39%である。石油と天然ガスの生産量を07年と比較すると、石油は-8.1%、天然ガス-3.1%といずれも前年を下回っているが、石油の減産幅が天然ガスよりも大きい。 石油及び天然ガスの地域別内訳を見ると、まず石油ではアフリカが652kbdと生産量全体の27%を占めており、ついでアジア・中東地域(506kbd, 21%)、ヨ

    ExxonMobilの2008年度業績の分析(2) - 石油と中東
  • ExxonMobilの2008年度業績の分析(1) - 石油と中東

    (注)レポートはHP「中東と石油」の「B10 ExxonMobil社の2008年業績分析」に一括全文掲載されています。 米国の国際石油会社ExxonMobil社の昨年の業績速報が去る1月30日に公表された(注)。同社は世界最大の石油企業であるとともに、その売上高は4,774億ドル(48兆円)という世界最大の企業である。税引き後の利益も452億ドル(4.5兆円)を誇っており、名実ともに世界一の企業と言える。稿は業績速報による同社の売上・利益額、原油・天然ガス生産量および投資額を分析したものである。 (注)ホームページ:Exxon Mobil Corporation announces estimated record 2008 results 1. 利益の分析:利益の大半を稼ぎ出す海外の上流部門 2008年のExxonMobil社の売上高は477,359百万ドルであり、前年(2007年)

    ExxonMobilの2008年度業績の分析(1) - 石油と中東
  • BPエネルギー統計レポート2007年版解説シリーズ:石油+天然ガス篇(1) - 石油と中東

    6月12日、BPは毎年恒例の「BP Statistical Report of World Energy 2007」を発表した。シリーズではすでに石油及び天然ガスの埋蔵量、生産量、消費量等のデータを抜粋して解説したが、最後に石油と天然ガスを合わせた形でその埋蔵量、生産量及び消費量についての解説を試みる。 石油+天然ガス篇(1):世界の石油と天然ガスの埋蔵量 2006年末の世界の石油埋蔵量は1兆2,082億バレルであるが、これに対して天然ガスの埋蔵量は181兆立方メートル(以下㎥)であり、これは石油に換算すると1兆1,414バレルとなり、石油と天然ガスの埋蔵量はほぼ同じであることがわかる。両者を合わせた合計埋蔵量は2兆3,496億バレルとなる。 これを地域別に見ると(上図参照)、中東が世界全体の埋蔵量の半分(51%)を占めており、次いで欧州・ユーラシアが23%であり、この両地域で世界の埋蔵

    BPエネルギー統計レポート2007年版解説シリーズ:石油+天然ガス篇(1) - 石油と中東
    microtesto
    microtesto 2007/07/27
    上位10カ国の世界シェア合計は76.7%であり、世界の石油・天然ガス埋蔵量の4分の3を支配している
  • BPエネルギー統計2007年版解説シリーズ:天然ガス篇(4) - 石油と中東

    6月12日、BPは毎年恒例の「BP Statistical Report of World Energy 2007」を発表した。以下は同レポートの中から天然ガスに関する埋蔵量、生産量、消費量等のデータを抜粋して解説したものである。 天然ガス篇(4):世界の天然ガス貿易:パイプラインとLNG 1. 地域及び国による生産と消費のバランス 前々回及び前回で天然ガスの地域別・国別の生産量及び消費量について説明したが、稿では生産と消費のバランスについて分析を試みる。 先ず地域別の生産と消費のバランスを見ると(上図参照)、欧州・ユーラシアは生産と消費が世界6地域の中ではもっとも多い。しかし同地域は消費量が生産量を7百億立方米(以下㎥)上回っている。アジア・大洋州も6百億㎥の消費超過である。これに対してアフリカは消費量(760億㎥)を大幅に上回る生産量(1,800億㎥)があり、中東も5百億㎥の生産超過

    BPエネルギー統計2007年版解説シリーズ:天然ガス篇(4) - 石油と中東
    microtesto
    microtesto 2007/07/27
    1997年には貿易量に占めるPLとLNGの比率はほぼ1:4(PL74.3%、LNG 25.7%)であったが、その後LNG貿易の伸び率がPLのそれを上回っており、2006年にはPLが全体のほぼ7割(71.8%)に対してLNGは全体の3割近く(28.2%)に達している。
  • BPエネルギー統計2007年版解説シリーズ:天然ガス篇(3) - 石油と中東

    6月12日、BPは毎年恒例の「BP Statistical Report of World Energy 2007」を発表した。以下は同レポートの中から天然ガスに関する埋蔵量、生産量、消費量等のデータを抜粋して解説したものである。 天然ガス篇(3):世界の天然ガスの消費量 (1) 地域別・国別消費量 2006年の世界の天然ガス消費量は2兆8,508億立方メートル(以下㎥)であった。地域別では欧州・ユーラシアが1兆1,463億㎥と最も多く全体の40%を占めている。これに次ぐのが北米(7,703億㎥、27%)であり、これら2地域だけで世界の3分の2の天然ガスを消費している。3番目に多いのがアジア・大洋州4,385㎥(15%)で、その他の地域は中東2,893億㎥、中南米1,306億㎥、アフリカ758億㎥であった。アフリカの天然ガス消費量は世界全体の3%で、欧州・ユーラシアの15分の1に過ぎない。

    BPエネルギー統計2007年版解説シリーズ:天然ガス篇(3) - 石油と中東
    microtesto
    microtesto 2007/07/27
    石油の可採年数が40年に対して天然ガスのそれは63年であり(本シリーズ石油篇及び天然ガス篇第1回参照)、天然ガスの開発と生産拡大の余地は大きく、今後消費拡大のペースは落ちないものと思われる。
  • 石油の内外情報を読み解く - BPエネルギー統計2007年版解説シリーズ:天然ガス篇(2)

    6月12日、BPは毎年恒例の「BP Statistical Report of World Energy 2007」を発表した。以下は同レポートの中から天然ガスに関する埋蔵量、生産量、消費量等のデータを抜粋して解説したものである。 天然ガス篇(2):世界の天然ガスの生産量 (1) 地域別・国別生産量 2006年の世界の年間天然ガス生産量は2兆8,653億立方メートル(以下㎥)であった。地域別では欧州・ユーラシアが1兆729億㎥と最も多く全体の37%を占めている。これに次ぐのが北米(7,544億㎥、27%)であり、これら2地域だけで世界の64%に達する。その他の地域はアジア・大洋州3,771㎥(13%)、中東3,359億㎥(12%)、アフリカ1,805億㎥(6%)、中南米1,445億㎥(5%)であった。 各地域の生産量と埋蔵量(前回参照)を比較すると、中東は埋蔵量では世界の40%を占めている

    石油の内外情報を読み解く - BPエネルギー統計2007年版解説シリーズ:天然ガス篇(2)
    microtesto
    microtesto 2007/07/27
    1970年には生産量200億㎥弱、シェアがわずか2%でしかなかったアジア・大洋州或いは中東は、90年以降生産量が急速に増大しており特にここ数年増加の割合が加速された感がある。
  • BPエネルギー統計レポート2007年版解説シリーズ:天然ガス篇(1) - 石油と中東

    6月12日、BPは毎年恒例の「BP Statistical Report of World Energy 2007」を発表した。以下は同レポートの中から天然ガスに関する埋蔵量、生産量、消費量等のデータを抜粋して解説したものである。 天然ガス篇(1):世界の天然ガスの埋蔵量 2006年末の世界の天然ガスの確認可採埋蔵量(以下単に「埋蔵量」と言う)は181兆立方メートル(以下tcm:trillion cubic metres)であり、可採年数(R/P)は63.3年である。可採年数とは埋蔵量を同年の生産量で割った数値であるが、これは現在の生産水準をあと何年続けられるかを示している。 埋蔵量を地域別に見ると、中東地域が全世界の埋蔵量の40%を占めている。これに次ぐのが旧ソ連邦の32%であり、この2地域だけで世界の埋蔵量の72%を占めており、アジア、アフリカ、南北アメリカ、ヨーロッパなどを合わせても

    BPエネルギー統計レポート2007年版解説シリーズ:天然ガス篇(1) - 石油と中東
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    microtesto 2007/07/27
    北米地域の埋蔵量はこの間、一貫して減少している。北米以外のいずれの地域も例外なく埋蔵量が増加しているのに比べると極めて対照的である。
  • BPエネルギー統計2007年版解説シリーズ:石油篇(5) - 石油と中東

    6月12日、BPは毎年恒例の「BP Statistical Report of World Energy 2007」を発表した。以下は同レポートの中から石油に関する埋蔵量、生産量、消費量等のデータを抜粋して解説したものである。 石油篇(5):原油価格 (1)1970年以降の原油価格の推移 原油の価格水準は1970年代の2度のオイル・ショックで大きく変化した。まず1973年の第一次オイル・ショックではそれまでの2ドル前後(バレル当たり、以下同じ)から10ドル強と5倍以上値上がりし、さらに1979年の第二次オイル・ショックでは40ドル近くまで暴騰した(上図の青の実線、なお1970~83年はアラビアン・ライト、84年以降はブレント原油価格)。 第一次オイル・ショックは第4次中東戦争に際し、OAPEC(アラブ石油輸出国機構)が米国及びイスラエル支持国に対する石油供給削減を決定したことに端を発したも

    BPエネルギー統計2007年版解説シリーズ:石油篇(5) - 石油と中東
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    microtesto 2007/07/27
    適正な原油価格水準については関係者の間で議論が分かれるところである。その中でサウジアラビアのナイミ石油相は、50ドル台半ばが適性水準だと述べており、消費国サイドのIEAも彼の意見に同調しているようである。
  • BPエネルギー統計2007年版解説シリーズ:石油篇(4) - 石油と中東

    6月12日、BPは毎年恒例の「BP Statistical Report of World Energy 2007」を発表した。以下は同レポートの中から石油に関する埋蔵量、生産量、消費量等のデータを抜粋して解説したものである。 石油篇(4):世界の石油精製能力 (1)2006年の地域別精製能力 2006年の世界の石油精製能力は8,724万バレル(以下B/D)であった(*)。これを地域別でみると最も大きいのは欧州・ユーラシアの2,517万B/Dで全世界に占める割合は29%である。アジア・大洋州の2,394万B/D(27%)及び北米2,089万B/D(24%)がこれに続いている。一方、石油消費量では北米、アジア・大洋州、欧州・ユーラシアの順であり(前章「世界の石油消費量」参照)、北米と欧州・ユーラシアの順位が逆転している。このことから欧州・ユーラシアは精製能力過剰の状態にあり、北米は反対に精製

    BPエネルギー統計2007年版解説シリーズ:石油篇(4) - 石油と中東
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    microtesto 2007/07/27
    2006年は米日中のいずれもが90%近い稼働率を示している。3カ国の稼働率が同じような水準にあることは過去20年間では見られない現象である。最近の石油価格上昇の一因として精製設備(特に米国の)の不足が指摘されている。
  • BPエネルギー統計2007年版解説シリーズ:石油篇(3) - 石油と中東

    6月12日、BPは毎年恒例の「BP Statistical Report of World Energy 2007」を発表した。以下は同レポートの中から石油に関する埋蔵量、生産量、消費量等のデータを抜粋して解説したものである。 石油篇(3):世界の石油消費量 (1) 地域別・国別消費量 2006年の世界の年間石油消費量は日量8,372万バレル(以下B/D)であった。これを地域別でみると北米が2,478万B/Dと最も多く全体の30%を占めている。次に多いのがアジア・大洋州の2,459万B/D(29%)、欧州・ユーラシア2,048万B/D(24%)であり、これら3地域で世界の石油の8割以上を消費している。残りの中東(7%)、中南米(6%)及びアフリカ(3%)の3地域を合計しても16%に過ぎず、石油の消費が先進地域(北米、欧州・ユーラシア)及び新興国が多いアジア・大洋州に偏っている。 各地域の消

    BPエネルギー統計2007年版解説シリーズ:石油篇(3) - 石油と中東
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    microtesto 2007/07/27
    1966年にはわずか11%であったアジア・大洋州のシェアは、年々増大し1996年には欧州・ユーラシアと肩を並べ、2006年には北米のシェアに肉薄している。
  • BPエネルギー統計2007年版解説シリーズ:石油篇(2) - 石油と中東

    6月12日、BPは毎年恒例の「BP Statistical Report of World Energy 2007」を発表した。以下は同レポートの中から石油に関する埋蔵量、生産量、消費量等のデータを抜粋して解説したものである。 石油篇(2):世界の石油生産量 (1) 地域別・国別生産量 2006年の世界の年間石油生産量は日量8,166万バレル(以下B/D)であった。これを地域別でみると中東が2,559万B/Dと最も多く全体の31%を占めている。その他の地域については欧州・ユーラシア1,756万B/D(22%)、北米1,370万B/D(17%)、アフリカ999万B/D(12%)、アジア・大洋州794万B/D(10%)、中南米688万B/D(8%)である。 各地域の生産量と埋蔵量(前回参照)を比較すると、中東は埋蔵量では世界の62%を占めているが生産量ではその半分の31%に過ぎない。その他の地

    BPエネルギー統計2007年版解説シリーズ:石油篇(2) - 石油と中東
    microtesto
    microtesto 2007/07/27
    ~北米及び中南米のシェアが減少し続けていることが指摘できる。このことから両地域は石油生産余力が無くなりつつあると推測される。
  • BPエネルギー統計2007年版解説シリーズ:石油篇(1) - 石油と中東

    6月12日、BPは毎年恒例の「BP Statistical Report of World Energy 2007」を発表した。以下は同レポートの中から石油に関する埋蔵量、生産量、消費量等のデータを抜粋して解説したものである。 石油篇(1):世界の石油の埋蔵量 2006年末の世界の石油確認可採埋蔵量(以下単に「埋蔵量」と言う)は1兆2,082億バレル(*)であり、可採年数(R/P)は40.5年である。可採年数とは埋蔵量を同年の生産量で割った数値であるが、これは現在の生産水準をあと何年続けられるかを示している。 (*)バレルは石油で使われる量単位であり、1バレル=159リットル 埋蔵量を地域別に見ると、中東地域が全世界の埋蔵量の61.5%を占めている。これに次ぐのがヨーロッパ・ユーラシア地域の12%、アフリカ地域9.7%、中南米地域8.6%、北米5%であり、最も少ないのがアジア・大洋州地域の

    BPエネルギー統計2007年版解説シリーズ:石油篇(1) - 石油と中東
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