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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/FUKAMACHI (13)

  • 深町秋生の序二段日記

    この恐慌下で一層歯止めがきかなくなるのは「若者離れ」であろう。うむ。 いやなんの話かといえばあれだ。これまでだって「若者の○○離れ」はうんざりするほど経済誌や新聞でも伝えられてきた。車、家庭用ゲーム機、ブランド品。活字。外。その他いろいろ。 しかし若者の悲惨な窮状や、シビアな金銭感覚を考えれば、高価な奢侈品や豪快なエンジン音を轟かせるスポーツカーになんか金をださなくなるのは当然だろうが、今回話したいのは「若者が商品から離れる」のではなくて、その逆である。「商品が若者から離れる」時代が格的に到来しそうだなあと思ったのだった。もう昔からそういう傾向が続いていたとは思うけれど、けっこうあからさまにそれが表れる時代になるのではないかと。 先日、なにかの雑誌で、「コンビニ第三の雄 ファミマの躍進」というような記事を読んだ。正確な見出しは忘れたが。とにかくまあそれで社長のインタビューなんかが載って

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    mn_kr 2009/03/31
    “(若者は)単にマイノリティなので見捨てられるという話...テレビってローヤルゼリーだの青汁だのセサミンだの年寄りくせえもん売ってばっか”|人口のボリュームが大きかった団塊Jr世代の頃は若者向け商品がたくさん
  • 深町秋生の序二段日記

    え、あけましておめでとうございます。ただいま元旦の午前2時30分であります。 さて20年ぶりぐらいに紅白歌合戦を見ました。総計で10分くらいでしょうか。もちろんPerfume目当てですよ。決まってるじゃないですか。とはいえ2分ぐらいの「ポリリズム」ショートバージョンだったわけで(でもあんまり見たことのない曲編集だったなあ。フルでもないのにポリリズム間奏ダンスが無理やり挟んであって)、感慨深いけれどちっともおもしくはなかった。「ポリリズム」去年の歌だし。 それにしても紅白って子供のころから赤面したくなるほど恥ずかしいイベントやMCづくしだったけれど、そこらへんは全然変わってなくて、いっぱしの大人たちがむりやり特殊学級のお遊戯大会みたいなことをさせられるところが返っておもしろかったですね。小学生の卒業式というか。「たのしかったしゅーがくりょこー、うんどーかい」とかそういうノリだったなあ。司会の

    深町秋生の序二段日記
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    mn_kr 2009/01/01
    “NHKを含めたどこのテレビ局も「よそとつるんでナンボ」というロジックにどんどん変化している。映画業界などとつるまないと制作費がかかるドラマなんてテレビ局単体では作れない”
  • 深町秋生の序二段日記

    しかし11月になってからワイドショーばかり見ている。 小室、オバマ、大阪の3キロ引きずり轢き逃げ犯(視聴者の予想を超える犯人のクズぶりに、テレビも発情した犬のように昂奮しっぱなしであった)と、盆と正月と岸和田のだんじりがいっぺんにやって来たような賑わいを見せていた。 で、バラク・オバマである。アメリカ大統領選挙という「篤姫」なんか目じゃない超大河ドラマの、しかもすごいラストを目撃したようで、かなり昂奮してしまった。オバマもマケインもドラマ性たっぷりの人物であり、時代の転換を担う若い黒人候補対反骨と信念の長老という図式もおもしろかった。負けたマケインにしても、来の「共和党のはぐれ牛」というキャラをかなぐり捨てて、この2年間はブッシュに取り入り、キリスト教保守派と和解し、挙句の果てにペイリンというブッシュの女版みたいなおばちゃん(彼女似のポルノビデオがさぞや多くリリースされたことであろう)を

    深町秋生の序二段日記
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    mn_kr 2008/11/11
    表現と、表現を生み出す環境の問題。不幸な状況であるほど良い作品が生まれてくる。良い作品の為に人は不幸であるべきといえるかどうか問題。
  • 深町秋生の序二段日記

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080711-00000006-nks-ent&kz=ent(不倫騒動モナ謹慎、たけしの顔に泥塗った) 恐ろしく不愉快。なにがって、不倫なんかどうだっていいだろう。いちいち司会者に聖性を求めるのも不愉快。ジャリタレがニュース読む時代に、情報番組なんぞになにを期待してるんだ。モナ頑張れ。 だいたい朝の情報番組でえらっそうにモノ語ってる水道屋のオヤジのほうが罪深いけど。 http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E3%81%BF%E3%81%AE%E3%82%82%E3%82%93%E3%81%9F%E3%80%80%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%B3%E3%82%AF%E3%80%80%E8%AB%87%E5%90%88&btnG=%E6%A4%9C%E7%B4%A

    深町秋生の序二段日記
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    mn_kr 2008/09/26
    “いちいち司会者に聖性を求めるのも不愉快。ジャリタレがニュース読む時代に、情報番組なんぞになにを期待してるんだ”|もう初音ミクでOKという話
  • 深町秋生の序二段日記

    上杉隆氏の「ジャーナリズム崩壊」を読んだ。 感想を率直に述べるとあまり面白くはなかった。 なにがどう崩壊しているのだろうとわくわくどきどき期待していたのだが、書で取り上げられていたのはなんと記者クラブについてだった。記者クラブだけといってもいいと思う。 メディアに批判的な目をもつ人間ならば、日の記者クラブがどれほど問題を抱えているかというのは多かれ少なかれすでにいやというほど知っていると思う。しかし書の内容は「記者クラブというのは権力に弱くて閉鎖的で談合しまくってて」といったもので今さら感がかなりぬぐえなかった。なにか違った部分を取り上げるわけでもなく、最後までとことん「記者クラブってのはいくないなあ!」という意見が続くのだから困ってしまった。「欧米のジャーナリズムはなかなかに立派だが、それに比べて日は」というスタイルもちょっと困りものだ。欧米のジャーナリズムが立派ならなぜ去年はパ

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    mn_kr 2008/08/24
    “犯人の「むしゃくしゃ」「仕事がうまくいかなくて」の言葉の奥にあるものを追うのが仕事だろうに”
  • 深町秋生の序二段日記

    ドキュメンタリー映画「靖国」における稲田朋美議員の活躍などを見ていて、ようやくピンとくるものがあった。 ネオリベ、保守化、戦前、右傾化、と21世紀の日を彩る言葉をたくさん見たけれど、一番しっくりくるのが文革化ではないかと思った。 文化大革命とは60年代から10年に渡って毛沢東がやった極左政策だが、そのころの中国は、ほとんどファシズムと化した宗教的な個人崇拝と、「旧弊なもの」への狂おしいほどの憎悪がみなぎっていた。そのころの中国と今の日はそっくりだと思う。長くなるからわけて書く。 1、個人崇拝とエリート 文革では、「毛主席は言ったね」などと、毛語録(聖書と並ぶベストセラー)をふりかざしながら若い紅衛兵らがその土地の市長や村長や党幹部たちに襲いかかり、「反革命分子」とレッテルを貼り、家や建物の壁に「造反有理」(理由ある反抗)とペンキで書きまくった。都会のエリートや文化人を「ずるしやがって!

    深町秋生の序二段日記
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    mn_kr 2008/04/10
    “稲垣メンバー、またおまわり轢かないかな。”
  • 先日の大反響について - 深町秋生の新人日記

    随分と大反響だった。まさかここまでとはと驚いている。 コメント欄も大賑わいだ。しかし相当荒れている。すごいね。 あの「受け入れて」というPVのテーマは言うまでもなく差別だ。差別問題にストレートに挑戦する作品というのは珍しく、そのチャレンジ精神には感心したものの、描き方が稚拙なので、とても受け入れられないと評した。それは今も変わらない。 差別とは、言うまでも皮膚や言語や宗教や性や国籍が異なることで起こる。さらに住む場所や方言や体重や趣味仕事の優劣やファッション、ちょっとした違いをわざわざ見出して行ってしまうからやっかいであり、なかなか逃れられない人間の業みたいなものだ。 聞けばあの曲は性同一性障害を持った友人の告白から生まれたのだそうな。それならますますわからなくなってくる。つまりあの作品は「さまざまな価値観の相違があるだろうけれど受け入れて」という内容もあるのだろう。 しかしどういうわけ

    先日の大反響について - 深町秋生の新人日記
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    mn_kr 2008/02/27
    “たった今、価値観の違いに苦しむ人間の歌と映像を見て感動したとおっしゃたその口で、異なる感想を持った人間に悪意をぶつけにいくとはどういう精神構造をしてるんだ。” /感情差別について(感動=感情の絶対視
  • 一青 窈さんのPVがすごすぎる件について(コメント欄) - 深町秋生の新人日記

    焼酎の湯割りを飲みながらスペースシャワーTV見てたら仰天してしまった。湯割り吹いちまったじゃねえか、この野郎。 音楽専門チャンネルだけあって、敵性音楽であるJ−POPのPV(プロモーションビデオ)がひんぱんに流れているのだが、どいつもこいつもあいかわらず青空を見上げたり、陶酔しきった表情つくったり、バカップルみたいにいちゃいちゃしてたり、ブサメンのレゲエ野郎が宗教臭い説教かましたり(ET−KINGってなんの宗教にはまってんだろう。ハーレルーヤーとか唱えるし。大阪は変な宗教いっぱいあるもんな)当に反吐がでそうになるのだが、そうとわかっていてもなぜかチャンネルを合わせてしまう。困ったことだ。 たまに電グルのPVのような心洗われるのもあるし、何年も鑑賞していると、たいていのPVでは驚かないのだが、さすがに一青 窈のやつはマジでびっくりしてしまった。当にやばい。公開カルト宣言って感じなのだ 個

    一青 窈さんのPVがすごすぎる件について(コメント欄) - 深町秋生の新人日記
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    mn_kr 2008/02/25
    「いい人」の蔓延について
  • 深町秋生の序二段日記

    昨日は戸越銀座で暴れた少年通り魔の映像が一日中流されていた。 監視カメラの映像、それに音声もついていた。いや彼氏すさまじい叫び声をあげてましたね。今日の朝の「やじ馬ワイド」ではさっそくそれをして「キレる若者」特集をやっていた。駅員をぶん殴るキレる50代特集もできればやってほしいもんだと思っていたけれど。 さて最近は「監視カメラの映像」が目立つようになった。メディアが積極的に取り上げて、捜査協力のために流すパターンも多い。あの川口市の強盗&女性殺人では、女性の衣服をまとってATMで金を引きおろす犯人の姿が記憶に新しい。私自身は監視カメラが大嫌いで、好感など持てるはずもないのだが、監視カメラの映像が犯罪捜査に一役買っている事情は理解することぐらいはできる。それと忌々しいけれど犯罪の抑止という意味もあることもわかる。 しかし先日の通り魔も場合は首をひねってしまった。犯人はすでに逮捕されている。犯

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    mn_kr 2008/01/08
    監視機能のない「監視カメラ」、技術の道徳的利用(集団規律的道徳主義とテクノロジーの結託)
  • 深町秋生の序二段日記

    昭和30年代が好きだ。 なぜならそこにあるのは混沌と暗黒の世界。右翼はいつ起きるかわからない革命に怯えて政治家や出版社を襲い、左翼は大勢で道端や国会や大学で暴れまくった。長嶋が天皇の前でホームランを打っていた頃に、熊の漁民は有機水銀たっぷりの魚をべて苦悶していた。正義のヒーロー力道山はドラッグと酒にトチ狂い、目の前にあるものすべてをぶん殴った。 高度成長期の東京はオリンピックに向けて大工事。騒音と埃と神風トラック、神風タクシーが行きかうやかましい街だった。増える車の台数に道がおっつかず、そこいらで大渋滞が起きていた。環境保護という概念は確立されてはいないために、煙突からは有害な黒い煙がもくもくと吐かれ、東京湾には得体の知れない物質の混じった廃液が垂れ流し。 輸送に明け暮れる国鉄は鶴見と三河島と宇和島で大事故を起こし、100人単位で乗客をあの世に送った。戦争の苦しみを知っていた規律正しい

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  • 深町秋生の序二段日記

    いやあ、面白かった。 短く感想。亀田次男をまったく評価していなかったけれど、ちょっとだけ私の中では株が上がった。相当な練習を積んでいたのは間違いないだろう。内藤にテンプルのあたりをさんざんぶっ叩かれたように見えたが、まったく揺るがないところに不気味さを感じた。若い選手らしい無尽蔵なスタミナも大したものだと素直に感心した。 またハートの強さもかなりのものを感じる。単に口だけ野郎だと思っていたが、あれだけの大舞台で最後の最後まで不遜でコッキー(生意気)なヤングファイターであり続けたところに素質を感じた。どこか気弱さが滲み出る長男と違って、ちゃんと技術を身につければなかなかの選手に仕上がるかもしれないとも思った。かなりパンチをもらっていたと思うが、まったく腫れあがらない顔も謎。なんにしても身体的にはタフにできているのだろう。 とはいえ内藤の完勝。それは揺るがない。TBS実況&解説陣の極端な偏りぶ

  • 荒れ学(アレノミクス) - 深町秋生の序二段日記

    荒らされるの嫌! 炎上こわい! とブログやっている人間は多かれ少なかれ思うわけです。喜ぶ人もいるけれど。 どうも最近、友人関係やよく見て回るブログのコメント欄が荒れていたりして、なんだかなあと虚無感を覚えたりする。他人事じゃないのだけれど。例えば。 http://d.hatena.ne.jp/samurai_kung_fu/comment?date=20070530#c(侍功夫さんのところの謎のコメント。超自我なる言葉が飛び出すポエティックな荒れ具合) http://d.hatena.ne.jp/madogiwa2/20070602(まどぎわ通信さんの映画「大日人評」 コメント欄が当に毛主席を愛してやまない情熱に燃えた紅衛兵のよう) まあこんな具合。そのほかにもいろいろ事例があるのだが、これらをきっかけになぜブログが荒れたり、炎上したりするのかというのを考えてみた。 http://ww

    荒れ学(アレノミクス) - 深町秋生の序二段日記
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    mn_kr 2007/06/04
  • 深町秋生の序二段日記

    閑話休題。 忙しいので雑記。TBSの「ブロードキャスター」じゃないが最近のキーワードは「何をいまさら」だ。 テレビの捏造や政治家の問題発言で、毎日お祭りのようでおもしろいなあと思ってはいるが、「裏切られた。信じられない」という、かまととな態度、イノセンスぶる発言には問題発言や捏造よりもむかむかさせられる。ニュースでよくやる「町の反応」とか「視聴者は」「市民は」「消費者は」というインタビューは当にやめてほしい。「いや、別になんとも思いません」とか「問題発言とか捏造大好きです」という町の声(というか私の声)が放映されることはないし、「あたし達、機械なんだって! クール! 銀河鉄道999みたいね! テツロー!」という声だってあるだろうに反映されることはない。阪神が優勝すれば、大阪の市井の人々は「やあ、うれしいわあ」という声をあげ、政治家や企業がヘマや不正をやれば「許せない」という反応。パブロフ

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