Ethereumの初期では、ビットコインと同様のProof of Workが採用され、マイニングにより不特定多数のユーザーが取引(ブロック)の承認を行うことで、マイニングに成功したマイナーは取引手数料及び一定の報酬を得ることができました。ビットコインのPoWアルゴリズムであるSHA-256とは異なり、EthereumではASIC(マイニング専用端末)の開発が困難であるとされるEthashというアルゴリズムが使用され、マイニング・マイナーの集中化の問題を防ぐとしていました。 基軸通貨であるETHの初期の発行量は7,200万ETHであり、その内6,000万ETHが一般向けに販売され、1,200万ETHが開発チームの開発資金として保有されることとなりました。その後はPoWのマイニングによりETHが徐々に発行され最終的に約1億2000万ETHが流通しました。2022年9月からは「マージ」と呼ばれる