富士重工業が6月20日に発売した新型ワゴン車「レヴォーグ」。国内市場向けには車体が大きくなりすぎた「レガシィ ツーリングワゴン」に代わるモデルとして、ほぼ先代レガシィ並みに車体サイズを抑えたレヴォーグは、筆者の周囲でも関心の高かった新型車だ。 速度差が時速50kmでも停止 レヴォーグにはいくつか興味深い技術が搭載されているのだが、目玉の1つが、ステレオカメラを使った運転システム「EyeSight(アイサイト)」の最新版である「Ver.3」が初めて搭載されたことだろう。ステレオカメラの視野角と認識可能な距離を従来の「Ver.2」よりも40%拡大するとともに、撮像素子をモノクロからカラーに変更することで、赤信号や先行車両のブレーキランプなどを認識できるようになった。この結果、先行車両との衝突回避が可能な速度差を、従来の時速約30kmから約50kmに、また衝突被害を軽減できる速度差も、時速約50
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