安川電機からスピンアウト、植物工場システムを開発 (アクト・コンサルティング 野間 彰 氏)──まず、FAMSの事業について教えてください。 森田氏:我々は安川電機のモーションコントロールやロボット、エネルギー変換などの技術を活用して、独自コンセプトに基づいた自動ソリューションを展開しています。具体的には種まきから、間引き、移植、収穫までを自動化した完全人工光型の野菜生産システムの開発と販売を行っています。もう1つの事業では、食品製造分野を中心に、包装、パレタイザーなどの各種ロボットを利用した自動化を手掛けています。 ──植物工場にロボットを適用し、自動化を図ろうとしたのは、いつからでしょうか? 森田氏:実は2012年から始まっています。当時、私は安川電機に所属しており、モーションコントロール事業部のエンジニアでした。2015年に安川電機は100周年を迎えることから、そこに向けて新規事業の