Published 2022/05/16 11:49 (JST) Updated 2022/05/16 12:11 (JST) 賃貸アパート大手のレオパレス21は16日、2022年3月期連結決算を発表し、施工不良問題などの影響で陥っていた債務超過を解消したと明らかにした。純損益は118億円の黒字(前期は236億円の赤字)に転換した。人件費などコストを削減したほか、営業の強化により入居率が向上した。 入居率は損益分岐点とされる80%を上回って推移し、3月末には約85%に上昇した。物件のオーナーに支払う家賃を個別の交渉で減額したことも収益確保に寄与した。売上高は前期比2.6%減の3983億円だった。 レオパレスは、21年3月末時点で84億円の債務超過に陥っていた。