リサーチャーの職業病かもしれないが、些細なことが気になって仕方がない。 先日も四谷界隈を歩いている途中、路地の真ん中に四角い何かが建っているのを見かけた。それが何だか分からなくても、私の人生には何の差し支えも無いはずである。 しかし、一度気になると我慢出来なくなってしまい、通り過ぎた道をひき返し、わざわざ確認に戻ってしまった。 進入禁止、違法駐車除け、そして交通対策に そこにあったのは、石造りの古めかしいボラード(車止め)。大きな文字で「車止」と刻まれているのだから間違いない。この道の先が階段になっているため、車が入らないように設置されたのだろう。 疑問が解け、ホッとした気持ちでそこを離れたのだが、どういう精神作用が働いたのか、今度は町のあちこちにあるボラードが気になるようになってしまった。 我ながら、面倒くさい性癖だと思う。