大林組は、同社が開発した「長尺スラックシートシステム」を、国土交通省発注の「河津下田道路河津トンネル逆川地区工事」と西日本高速道路発注の「松山自動車道 明神山トンネル工事」に続き、茨城県発注の「(仮称)上曽トンネル本体工事(石岡工区)」に適用した。 大林組は、東宏や国際紙パルプ商事とともに、山岳トンネルの防水シート張り付け作業の効率化に向けて開発した「長尺スラックシートシステム」を、茨城県石岡市で施工を進める「(仮称)上曽トンネル本体工事(石岡工区)」に適用したことを2022年3月29日に発表した。 防水シートを別張りにし防水シートの展張と固定がより容易に 建設業界では、将来に発生すると予測される人口減少や少子高齢化に伴って熟練技能者の不足が懸念されており、一層の生産性向上を実現するために自動化技術の開発と普及が求められている。 そこで、大林組は、山岳トンネル建設の生産性を飛躍的に向上させ