国土交通省 鉄道局技術企画課は2024年9月20日、東日本旅客鉄道(JR東日本)から輪軸組立時にデータの改ざんなどの不正行為の報告を受けたと発表した。 JR東日本では、2008年~2017年3月までの間、在来線の輪軸組立時に、圧入力値が規定値を超えた際、規定値に収まるように数値を変更して記録簿に記載していたという。また、圧入力値が規定の範囲を下回っている車両については、車輪の内径と車軸の外径の差が適正であること、車輪間の距離などが規定の範囲内であることから、安全性を確認して運行を継続している。 国土交通省ではJR東日本に対し、同年9月24日から特別保安監査を実施し、安全管理体制などについて確認を行うとしている。 鉄道会社の輪軸組立作業時の検査不正は2024年9月11日に日本貨物鉄道(JR貨物)の発表があってから、東京メトロ(メトロ車両)や京王重機整備など、発覚が相次いでいる。