パナソニックが挑むデザインによる変革、カギは「日本らしさ」と失敗の量:デザインの力(1/4 ページ) 家電の会社から「暮らしアップデート業」へと変革を進めるパナソニック。その中で新たな価値づくりの1つの重要な切り口と位置付けているのが「デザイン」である。新たにパナソニック全社のデザイン部門を統括するパナソニック デザイン戦略室 室長に就任した臼井重雄氏に、パナソニックが取り組むデザインによる変革のついて聞いた。 モノがあふれるようになり、モノの価値だけで新たな価値を生み出すことができなくなる時代にどのようにイノベーションを起こすのか――。 この中で「デザイン」を基軸とした変革に、今新たに取り組んでいるのが101年目を迎えたパナソニックだ。パナソニックは100周年に際し「家電の会社から、暮らしアップデート業の会社になる」(パナソニック 代表取締役社長 津賀一宏氏)としており、新たな価値創出に