セメダインは、建築構造接合に適用可能な構造用接着シート「ATLAS」を開発した。ATLASは、部材の接合に役立つもので、天井改修工事や耐震補強工事、事務所を稼働しながらの工事、複雑な形状の金物取り付け、新築大型設備固定といった幅広い場面での適用が期待されている。 セメダインは、建築構造接合に適用可能な構造用接着シート「ATLAS(アトラス)」を開発したことを2022年2月4日に発表した。 複雑な形状の金物や建材の不陸にも対応 ATLASは、建物の梁(はり)や鉄骨柱などの取り合い部分をボルト・ビスで接合する際に、あらかじめ挟み込むことで、面接合により耐力向上を図れる。さらに、施工時の使いやすさを考慮し、新たに開発した構造用接着剤を特殊樹脂シートに含浸させ、異なる成分を含有した2つの接着剤を1つのパックに収納することを実現した。 これにより、接着剤の計量が不要となる他、パックのまま混合すること