「ID one」を愛用するトップ選手たち 北京五輪フリースタイルスキー男子モーグル決勝を終え、笑顔で撮影に応じる(右から)銅メダルの堀島行真、金メダルのバルテル・バルベリ、銀メダルのミカエル・キングズベリー=2022年2月5日、中国・張家口【時事通信社】 北京冬季五輪のフリースタイルスキー・モーグルで、男子の堀島行真(トヨタ自動車)が銅メダルを獲得した。その堀島や、女子で5位に入賞した川村あんり(東京・日体大桜華高)のスキー板には、ハート型を逆にして少しくだけたようなデザインのロゴマークが付いている。モーグルのテレビ中継を通じ、滑り終えてその板を持つ選手を視聴者はかなりの頻度で目にしたのではないか。日本生まれの「ID one」(アイディー・ワン)だ。マークはID(アイデンティティー)を表す。販売しているのは大阪府守口市のマテリアルスポーツ。社長の藤本誠さん(63)が2000年にこの板を開発